どうやって作る?「ペットも一緒に避難マップ」(7月14日)

来年で阪神・淡路大震災から30年を迎えます。
こうべ動物共生センターでは、昨年実施した「ペットとの災害避難マップ」作りを今年も実施することとなり、7月14日(日曜)に説明会を開催しました。
神戸市では、皆さんに作成していただいた「ペットも一緒に避難マップ」の展示会を来年1月に予定しており、優秀作品へは「こうべ動物共生センター長賞」をはじめとした各賞の授与も予定しています。

今回の会場を提供してくださったあいおいニッセイ同和損害保険株式会社様は、2017年に神戸市と包括連携協定を締結しておられ、2017年4月に施行された「神戸市人と猫との共生に関する条例」に基づき発足した「神戸市人と猫との共生推進協議会」の構成団体でもあります。そうしたつながりの中から、もうひとつのマップコンクールである「小学生のぼうさい探検隊マップコンクール」との連携を実現してくださいました。

「小学生のぼうさい探検隊マップコンクール」を毎年開催されている一般社団法人日本損害保険協会の近畿支部事務局長・田中様にお越しいただき、阪神・淡路大震災をきっかけに防災教育や地域防災の重要性が明らかになったことから開始された「ぼうさい探検隊」の活動について説明していただきました。

「賞を獲ることが目的ではないですが、ペットと一緒に避難することについて考えるきっかけにしてほしいですね」

「小学生のぼうさい探検隊マップコンクール」に事前参加申込を行うと、希望者にはマップ作成に必要なキット(模造紙・マジック・マークシール・付箋の予定)が無償で提供されます。
 
あいおいニッセイ同和損害保険株式会社神戸支店企業営業課主任の橋本様からは、ペットのケガや病気に備える保険のご紹介を、同社神戸支店副支店長の和田様からは、「小学生のぼうさい探検隊マップコンクール」の応募についてお話しいただきました。

橋本様より「大切な家族の一員であるペットのケガや病気に備える保険もあります」とご説明
「小学生のぼうさい探検隊マップコンクールは、小学生2名以上のグループで応募してください」と和田様

神戸市健康局環境衛生課の獣医師・梅木係長からは、「ペットと一緒に避難マップ」の作り方と展示会への応募方法について説明していただきました。マップ作りには、昨年8月に神戸市がまとめた「災害時のペットとの避難ガイドライン」も参考にしていただけます。以下のリンクより全文をダウンロードすることができます。
https://www.city.kobe.lg.jp/documents/6370/guideline-of-evacuation-with-pets.pdf

避難マップを作るためには、次の3つのことを考える必要があります。

・「どこに避難するか」:避難所がペットと一緒に避難できるか確認しておく
・「危ないところはどこか」:ハザードマップで調べておく
・「どうやって避難するか」:自分の住んでいる街を実際に歩いて回って考える

昨年の応募作品の避難マップを見ながら、「自分たちはどんな避難マップを作ろう?」とイメージをふくらませました。
「犬はリードを着けるよね。猫はキャリーで一緒に移動したらいい?」「誰が猫のキャリーを運ぶ?」「坂が多いとか、山が近いから野生動物も下りてくるって書いてある」等、考えておかないといけないことがたくさんあることも学びました。


8月11日(日曜)には、こうべ動物共生センターで、一緒に作ろう!「ペットも一緒に避難マップ」として、マップの作成会を実施します。
今回の説明会に参加されなかった方でも作成会に参加いただけますので、是非ご参加ください。

一緒に作ろう!「ペットも一緒に避難マップ」

 <マップの応募方法>
※2つのコンクールの応募締め切りは、2024年11月1日(金曜)です。奮ってご応募ください。

【小学生のぼうさい探検隊マップコンクール】
マップ作成前に必要なデータは、以下のリンクよりダウンロードできます。
https://www.sonpo.or.jp/about/efforts/reduction/bousai/forms/

【神戸市のペットも一緒に避難マップ応募フォーム】
以下のご案内画像を参照してご応募ください。