令和5年度「犬とともだちになろう」(3月3日)

そろそろ春を感じる日曜日、今年度最終となる「犬とともだちになろう」を開催しました。

ボランティアで参加しくれたのは、ボンボンちゃん、アルクちゃん、アンちゃんの3頭とその飼い主さんたちです。

子どもたちの中には、参加が2回目という兄妹もいました。

そして、この間から犬を飼い始めたばかりという姉妹もいて、お母さんから、「犬のことをしっかり勉強して教えてね」と言われていました。

始めに、家で何か飼っていますか?と尋ねると、「ハムスター」「魚」という答えがありました。

犬が身体を使っていろいろな気持ちを表しているという「ボディランゲージ」を最初にみんなで学びますが、ハムスターを飼っているお子さんは、ハムスターも「怒っているとき、歯を出している」ということに気付いたようで、犬だけではなく、他の動物もいろいろな気持ちをボディランゲージで表していると感じたようです。

「ボディランゲージ」を学んだあとは、いよいよわんちゃんたちとの時間です。犬と出会った時の挨拶の仕方を教えてもらい、子どもたちは3頭の犬たちとそれぞれ挨拶をしながら、毛並みを確かめたり体温を感じたりしていました。

犬が前を向いていたらちょっと怖いと言っている子も、背中やお腹などを撫でるのは大丈夫なようで、犬のお腹が暖かいということや、毛並みがそれぞれ違うことなど、口々に気付いたことを話しながら犬との交流を楽しんでいました。

そして、今日はとてもお天気が良かったため、犬との挨拶を学んだ後、ふれあい室周辺の日時計の周りを少しお散歩してみました。

逃走防止と事故防止のためにリードを2本つなぎ、ボランティアさんと子どもが一本ずつ持って、短い距離ですがゆっくりと歩いてみました。

家に犬がいない子どもにとってはなかなかこういった機会がないため、犬の歩調に合わせながら大喜びで歩いていました。

犬をさわるのが怖いと言っていた子も、お散歩なら大丈夫。ニコニコと笑顔でした。

散歩から戻った後は、拡張心音計というスピーカーを通して心音を聞くことができる機械を使って、犬と人間の心音を聞いてみました。

犬の心音、人間の心音、それぞれ聞きながら「太鼓の音みたい!」「めっちゃ早い!」とそれぞれ心音が違うということに気付き、自分の心音以外の音にも興味深そうに聞き入っていました。

「同じ音は一つも無いのですよ」と伝えると、子どもたちも改めてその違いに気付いたようでした。

参加してくれた子どもたちからは、「犬といっしょにおさんぽしたのがたのしかった」「わんちゃんとふれあいながら、べんきょうできてよかったです」「いぬと友だちになれたのが楽しかったです」という感想がありました。

今年度の「犬とともだちになろう」は終了しましたが、来年度も開催予定です。

詳細は下記よりご確認ください。

「犬とともだちになろう」