2024.01.21

令和5年度「防災わんにゃんフェスタ」(1月21日)

1月21日(日曜)前日からの雨で少し肌寒い一日でしたが、早くから沢山の方にお集りいただき、防災わんにゃんフェスタがスタートしました。

オリジナル首輪と迷子札作りなどもあり、首輪は災害時に首輪が無くてもその辺にある紐でも作れるようにとのことです(普段に使用するものではありません)。また、迷子札は飼い主とはぐれてもわかるようにですが、平時においても是非着けておいてください。参加された皆さんはスタッフから作り方を教わりながら熱心に取り組まれていました。

避難グッズ展示コーナーでは、ペットとの同行避難の際に準備しておくものとして、ケージ、ペットフード・療法食(5~7日分)、水、予備のリードや首輪、猫砂、ペットシーツ、食器、薬などが展示されており、実際にそういった避難グッズが詰められた犬用、猫用のリュックを背負ってみるとどのくらいの重さになるのかが体感できるコーナーもありました。背負ってみられた方からは、思っていた以上にずっしりと重く、避難についてイメージできましたとの感想がありました。

実際に避難しなければならなくなった場合、人もペットもパニックになりスムーズな避難が難しくなります。いざとなったときに本当に一緒に避難できるかということを、日頃から実際に避難ルートを歩いて確認しておくことが、災害時の備えにもなります。

防災マップコーナーでは、神戸市内のペットとの同行避難が可能な避難所の一覧も置かれていて、いざとなったら自分がどこに避難すれば良いかを、熱心に見ておられる方もいました。

昨年8月に神戸市が作成した「災害時のペットとの避難ガイドライン」は以下のリンクよりダウンロードできます。

「災害時のペットとの避難ガイドライン」

また、防災セミナーでは、日頃からどのような準備をすれば良いか、災害が起きたときにはどういった点に気を付けて避難をすればよいか、ペットとの同行避難をするときのために、普段からクレートトレーニングや基本的なしつけを行っておくことの必要性などを皆さんにお伝えしました。

飼い主さんと一緒に愛犬も参加して静かに話を聞いているようでした。

ただ、避難所では同行避難はできても、同じ場所で過ごすことが出来るかと言うと、まだ避難した先によっては難しいようで、そういった場合には動物専用スペースで過ごすことになるため、事前に確認しておくことも必要です。

いつ何時災害が起こるかわからない状況です。日頃から防災の知識や避難グッズの準備などきちんとしておかなければならないと参加された皆さんも思われたようです。

さらに、昨年取り組んだ「ペットとの災害避難マップ」の作成に応募いただいた作品の表彰式を行いました。「しのたま探検隊」様には、この事業にご協力いただいたあいおいニッセイ同和損害保険株式会社神戸支店様より「あいおいニッセイ同和損保賞」が、「maedaキッズ」様には、神戸市より「こうべ動物共生センター長賞」が贈られました。

この事業では、神戸市の「ペットとの災害避難マップ」に応募するだけでなく、一般社団法人損害保険協会開催の「第20回小学生のぼうさい探検隊マップコンクール」にもご応募いただきました。全国の小学校や子ども会など658団体から8,904人が参加されたこのコンクールで、1,708の応募作品の中から、「しのたま探検隊」様、「maedaキッズ」様が共に、佳作に選ばれました。おめでとうございます。

入選作品・佳作作品の詳細については、以下のリンクをご参照ください。

第20回ぼうさい探検隊マップコンクール入選作品決定 (sonpo.or.jp)

今後もこうべ動物共生センターでは、「災害時のペットとの避難ガイドライン」の普及啓発と「ペットとの災害避難マップ」作成の取り組みを行い、日頃から防災について市民の皆さまと共に考えていきたいと思います。