令和5年度「いきものといっしょ」(12月10日)

12月10日(日曜)、参加当日にメールで参加申し込みをいただいたのは、来年小学生の子どもさんとお母さんのご家族。お家でペットを飼っていないそうですが、子どもさんは動物や虫が好きとのことでした。

日常の動物との関わりについて話しをお伺いした後、神戸市の副読本「いきものといっしょ」を使って、「まちをあるいているとき」「がっこうであそんでいるとき」「山に行ったとき」の場所にいる動物を書き出してもらい、親子でそれぞれの動物について考えてもらいました。

保育園で見かけた動物をお伺いすると、動物ではありませんがダンゴ虫のお話しを聞くことができました。

最初は動物の名前がなかなか挙がらなかったものの、少しすると「ハト」が思い浮かんだようで、絵に描いてくれました。

その後も一緒に考えてくれていたお母さんが描いた動物の絵や、副読本のシルエットをヒントにして、「ネコ」「イヌ」「カラス」など、少しずつ動物の名前が出てきました。

「タヌキ」のシルエットでは何の動物かわからなかったようですが、それをきっかけにスタッフから神戸市内で見かけることもある「タヌキ」「イノシシ」「キツネ」などの野生動物のお話や、最近市内でも見かけることがある特定外来生物の「アライグマ」にスタッフが街中で遭遇したエピソードなどを交えながら、ペットや野生動物との関わりや問題点についてのお話しをすると興味深げに親子で聞いておられました。

「神戸にくらす人とどうぶつたち」の中に描がかれているイラストの動物たちのそれぞれの場面を見ながら、人と動物の関わり方や、動物たちの気持ちについても考えていただきました。

描かれている動物がどんな気持ちでいるのかを親子で想像してもらい、どういうことに注意すればよいかというスタッフからの投げかけを参考にしながら、それぞれの動物たちとの関わり方についても学んでくれました。

話の後でお子さんに感想をお聞きすると「いろいろ話が聞けて楽しかった」とのお声をいただき、アンケートでは「神戸市内の地図からどのような動物がいて、どのような問題点があるか、イラストを見て子どもと学ぶのが楽しかったです」との感想もいただけました。

「いきものといっしょ」のプログラムの後は、センターで開催される様々なプログラムのご紹介をさせていただいたり、ふれあい室にある動物に関する本も見ていただきました。

また、帰り際には、「就学してから他のプログラムにも参加してみたい」という嬉しい言葉もいただきました。

「開放中」の看板が出ているときには、こうべ動物共生センターふれあい室の中にある動物に関する書籍や絵本を自由に読んでいただけます。お近くへ来られた時は是非ご利用ください。

「いきものといっしょ」は週1回土曜日又は日曜日に開催しています。

開催日の情報と参加申込は、下記のリンクをご覧ください。

是非、ご家族でご参加ください。

いきものといっしょ