令和5年度「楽しくしつけを学ぼう~ドッグスポーツにチャレンジ!」(10月20日)

10月20日金曜日、今年度3回目の「楽しくしつけを学ぼう~ドッグスポーツにチャレンジ!」を開催しました。今回は7組もの方々が参加してくださり、熱気あふれる回となりました。

 講師 家庭犬しつけインストラクター  高山美佐先生

最初に先生より、「もしわんちゃんができなかったとしても、それが悪いことではなく、できるように教えてあげたら良いです。そして、できたらいっぱいほめてあげるということを心がけていきましょう」とお話がありました。

まずは、「わんちゃんのアテンション=注目を飼い主さんにに集められるように」とお聞きして、一組ずつ出席をとりました。その時に飼い主さんがわんちゃんの名前を呼んで振り返るかを確認しましたが、わんちゃん全員見事に振り返り、飼い主さんにいっぱいほめてもらいました。

 お母さんしか見ていません!と聞こえてきそうですね

まずは、犬を自分の左側につける「ポジション」の練習をしました。ひとつ課題がクリアできると、次の課題もどんどん進んでいきます。皆さん難なく課題を次々クリアされていかれましたので、先生もノリノリでどんどん課題を出していかれますが、飼い主さんが必死です。

先生が参加のわんちゃんを呼んで、見本を見せてくれました

課題のひとつに、「1組ずつ一緒にスタートして止まる」「また一緒に歩きだす」というのがありました。これはわんちゃんが飼い主さんに注目ができていて、尚且つ、わんちゃんを集中させながら歩くという意味が込められた課題です。

ここでも、まずは自分の左側にわんちゃんをつけて歩き、2回目はわんちゃんを自分の右側につけて歩きます。「歩きながらや、止まったときに飼い主さんの顔を見れたら、「上手だね」などわんちゃんに声掛けをしながら歩いてください」と先生のアドバイスが入ります。飼い主の皆さんは緊張の色を隠せない様子でしたが、わんちゃんたちは堂々とこなしていました。

月齢の一番若い参加のわんちゃんです。カメラ目線ですが頑張ってますよ!

今回のレッスンで一番時間を掛けたのが、「サイドパス」。横歩きです。カニ歩きを想像してもらったら分かりやすいのですが、後ろ足を左右に動かす練習となります。

手を犬の口角へ持っていきますが、このときのコツは、左へ行きたいのなら左手を左の口角に持って行き誘導する、右へ動きたいのなら右手を右の口角に持って行き右へ誘導することです。

前足は動かさずに、後ろ足が左右に動くように練習します。「考えさせながら動くのは認知対策にも効果的です」と教えていただきました。

顔は動くんだけど、後ろ足は踏ん張ってますね
右に動かすなら右手で誘導します

先生は、「できなくても、できたことをほめてあげてね~」と声掛けをしながら、1組ずつ見て回ってくださいました。

もうひとつのポイントは、「犬が今から行くところに、飼い主さんが先に手を出していきます。指示をするのに飼い主さんは手を使いますが、回転などの指示のときには、指示をする手は飼い主さんの足に手をつけて離さないようにすること。指示の手が体から遠い位置にあると、わんちゃんは指示を混同してがわからなくなります」「皆さん、回転さそうと思って手が遠くないですか〜?」と言われました。

夢中になっていたので皆さん気がついていませんでしたが、確かに体から手が離れていて、わんちゃんにとってわかりにくい指示になっていました。すぐに手を足から離さないように気をつけながら、再度、わんちゃんに指示を出して練習を繰り返しました。

さあ、練習の成果を披露する時間がきました。

飼い主さんは順番を覚えるのに必死で顔がこわばっていましたが、参加者の皆さんは練習の成果をスムーズにこなされ、先生から「もう1回行きましょう!」と激が飛びます。

ラストは全員揃って披露されましたが、圧巻でした!先生の「グー」サインもいただきました。

参加された方々からは、「楽しかったです」「勉強になりました」「もっと色々やってみたいです」「また参加したいです」との感想も多く聞かれました。

わんちゃんの名前を呼んだら飼い主を見るといった日常のコミュニケーションや、「オスワリ」「マテ」などの家庭での基本的な日常のしつけができていると、様々なことにチャレンジできます。是非わんちゃんと一緒にドッグスポーツで新しい楽しい時間を過ごしてみてください。

皆様のご参加お待ちしております。

楽しくしつけを学ぼう~ドッグスポーツにチャレンジ!