2023.10.11

令和5年度「ペットとの災害避難マップ」作り方説明会(9月18日)報告

9月18日(月曜・祝日)、「ペットとの避難マップを作ってみよう!!」と題して、「こども本の森 神戸」別館 多目的室で「ペットとの災害避難マップ」の作り方説明会を開催しました。
「こども本の森 神戸」は建築家・安藤忠雄さんの寄附で誕生し、こどもたちが命の大切さを学び、豊かな感性と創造力を育む場を創ることを目的に開館した図書館で、阪神・淡路大震災の慰霊と復興のモニュメントが設置されている神戸市の東遊園地に設置されています。

神戸市では、この8月に、ペットの飼い主の日頃の心構えや避難所でのペット受け入れルール等を「災害時のペットとの避難ガイドライン」としてまとめ、今後、災害時にペットと一緒に避難できる避難所を、ホームページ等で順次公開することになっています。

そこで、このガイドライン等を使って住んでいる地域を回り、災害が起こりやすい場所はどこか、災害が起こったときにペットと避難所までどのようにして避難すれば良いか、避難するときに危険な場所はないか等についてまとめた「ペットとの災害避難マップ」を作る事業を開催することとなりました。作成したマップは、一般社団法人日本損害保険協会が主催する「ぼうさいマップコンクール」へのご応募をご案内しています。また、「ぼうさいマップコンクール」への応募作品を、神戸市で開催する「防災マップ展示会」に同時に応募していただくことができます。どちらか一方への応募でも可能です。神戸市へのご応募の際は以下の応募フォームより作成マップの画像をご提出ください。
https://www.city.kobe.lg.jp/a84140/kenko/health/hygiene/animal/pet_map_form.html

この事業においては、2017年に市民の安全・安心等4分野で神戸市と包括連携協定を締結され、神戸市人と猫との共生に関する条例に基づき設置されている「神戸市人と猫との共生推進協議会」の一員として、日頃から人と猫が共生する社会の実現のために協力いただいているあいおいニッセイ同和損害保険株式会社様にご協力をいただいており、説明会では、マップ作成を進めるにあたっての安全確保やケガに対する補償(保険の見直し)、「ぼうさい探検隊マップコンクール」への応募の仕方の説明等を担っていただいております。

今回の説明会では、まず、神戸市健康局環境衛生課・獣医師の今田先生より、「災害時のペットとの避難ガイドライン」の紹介のほか、災害への備えや避難マップ作りのポイントについてお話を聞かせていただきました。「災害時のペットとの避難ガイドライン」は神戸市のホームページよりダウンロードしていただけます。
https://www.city.kobe.lg.jp/documents/65402/guideline-of-evacuation-with-pets.pdf

神戸市内の災害時の避難所の情報は神戸市ホームページでご確認ください。
https://www.city.kobe.lg.jp/a46152/bosai/prevention/evacuation.html

飼い主の連絡先が明示できる迷子札のほか、犬の場合は、鑑札・狂犬病予防接種の注射済票を装着しておくことが狂犬病予防法で飼い主の義務として定められています。
さらに、犬猫の体内に埋め込むマイクロチップを装着していると、ペットが保護された際に行政機関や警察、動物病院の獣医師が専用の読み取り機でマイクロチップ番号を読み取り、飼い主に連絡することが可能です。
また、ペットの写真をスマートフォンなどに保存しておくと、保護された動物が自分のペットかどうかを確認するときに役立ちます。このように、ペットと一緒に避難することを想定して、日常から備えておくことが大切です。

そして、災害が起こったときに、どこに避難するのか、どうやって避難所まで行くのか?等を日頃から考え、避難マップを作ってシミュレーションしておくと、いざ避難する場合に焦らず避難行動を開始することができます。

この避難マップ作りでは、実際に街の中を歩いて災害時の危険箇所を確認しつつ、どのルートを通ったら安全に最寄りの避難所まで避難できるか、地図に書き起こしていきます。
大雨のときに増水するような川が近くにないか、地震で倒壊するような塀がないかなど、ご家族で一緒に危険な場所がないかを確認しながら、安全な避難ルートを探してみてください。


今田先生のお話の後は、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社神戸支店の和田様より、「ぼうさい探検隊マップコンクール」について、詳しく説明していただきました。

「ぼうさい探検隊」とは、子どもたちが楽しみながらまちにある防災・防犯・交通安全に関する施設や設備を見て回り、マップにまとめる実践的な安全教育です。探検の結果をマップマップにまとめ、マップを発表する場として、一般社団法人日本損害保険協会主催の「ぼうさい探検隊マップコンクール」が開催されています。

1995年1月に発生した阪神・淡路大震災をきっかけに、防災教育や地域防災の重要性が明らかになったことから、一般社団法人日本損害保険協会では、楽しみながら学ぶことで、身近な危険について小学生が自分たちの力で気づき考えてもらうことや、地域の人たちとの交流が深まり、地域への関心や愛着を持ってもらうことを目的とし、「ぼうさい探検隊」の活動を開始されました。

「ぼうさい探検隊マップコンクール」は、今年は20回目の開催となり、昨年度は410団体から1,179作品の応募があったそうです。

優秀作品には文部科学大臣賞、防災担当大臣賞、消防庁長官賞などが贈呈されます。

マップ作成にあたって留意すべき点として、和田様からは「お子さんだけで街を歩くのではなく、保護者の方も一緒に歩いてみてください。避難所までのルートで、思わぬところに危ない場所があるかもしれません。マップ作成のための活動中や今後起こりうる避難時などに備えて、ケガの保険に加入されているかご確認をお願いいたします。生命保険には加入しているけど、通院を付けていたかな?傷害保険に加入していただろうか?など、このような機会に、現在どのような保険に入っておられるか、見直しをされておくと安心ですね」「消防署の方にインタビューするなどできれば、避難の際の注意点などの情報もマップに書けそうですね」とアドバイスをいただきました。

避難マップの作成にあたっては、「ぼうさい探検隊マップコンクール」にご応募いただくことを条件に、実施キット(模造紙、ペン、シール)の提供が無料で受けられますが、実施キットを利用しない場合は、各自で必要なものをご用意いただく必要があります。
「ぼうさい探検隊マップコンクール」への応募を希望される方は、以下の参加申込書をダウンロードし、まずは事前エントリーを行ってください。「ぼうさい探検隊マップコンクール」事務局から送られてくる「作品紹介用紙」と共に、作成したマップを提出していただくことになります。

第20回小学生のぼうさい探検隊マップコンクール参加申込書
https://www.sonpo.or.jp/about/efforts/reduction/bousai_sp/pdf/application.pdf

「小学生のぼうさい探検隊マップコンクール」事務局 
TEL: 03-6625-7424(平日10:00~18:00) 
E-mail: info@edpmp-entry.jp
ホームページ:https://www.sonpo.or.jp/about/efforts/reduction/bousai_sp/

説明会終了後は、今田先生が見本に作成された避難マップを見て、参加した子どもたちが自分たちはどんなマップを作ろうかとイメージを膨らませていました。

また、取材に来ていただいた読売新聞の記者の方の「ペットは飼っていますか」などのインタビューにも、やや緊張しながら「カブトムシがいます」「周りの人にもこのマップ作りのことを教えてあげたい」などと答えてくれていました。
取材していただいた様子は9月19日付の読売新聞に掲載されました。

https://www.yomiuri.co.jp/article-search/detail/20230919J1OYMLH13S0030/%E3%83%9A%E3%83%83%E3%83%88%E3%81%A8%E3%81%AE%E9%81%BF%E9%9B%A3/
(インターネットでは読売新聞読者会員限定で掲載記事をご覧いただけます。「ペットと避難 児童ら学ぶ」で検索してください。)

説明会の実施は、今回の「こども本の森 神戸」と、9月24日(日曜)の「こうべ動物共生センター」での2回の開催となりますが、説明会に参加されなかった方でも作成したマップを応募していただくことができます。マップ作成や応募に関するご相談は「こうべ動物共生センター」で受け付けております。
たくさんの方に応募していただけることを願っております。