令和6年度「獣医師の世界を体験しよう!」(動物園のお医者さん)

すっかり夏日となった7月6日の土曜日、今回の「獣医師の世界を体験しよう!」は、野外活動センターあおぞらのミーティング室をお借りしての開催でした。

今回お話をしていただくのは、神戸市立王子動物園の伊豆田恭子先生です。

最初に王子動物園の紹介をしていだきましたが、現在、王子動物園には120種類くらいの動物がいるそうです。

そして次に、大きなカバの口の中の掃除や歯の治療をしているところや、トラの健康診断をしているところ、他にも象の採血、コツメカワウソやユキヒョウなどの治療をしているところの他に、今は王子動物園にはいなくなってしまいましたが、パンダの健康診断の様子などの動画を見せていただき、普段からトレーニングをして人間との信頼関係があるからこそ、こうして動物たちもおとなしく治療や健康診断を受けてくれると教えてくださいました。(猛獣については麻酔をかけます)

大人しく治療を受けている動物の姿に子どもたちもびっくりです。
パンダはエコー検査や目薬を入れるためのトレーニングなど沢山のトレーニングを行っていました。

それぞれ動物たちへのトレーニングは飼育員が行っていて、治療をするのは獣医です。お互いが協力して情報交換しながら、動物たちの健康管理や世話をしています。

動物園は楽しむだけではなく、「種の保存」「野生動物の保護」「研究」なども行っています。獣医師の仕事は治療だけではなく、病気の予防や病気の元になる病原菌などを園内に入れないようにする工夫も行っているそうです。

その他、今日はなが~~~~い!ニシキヘビの皮の標本や、ダチョウやエミューの卵、象やパンダのウンチなどの標本も持ってきてくださり、子どもたちも興味津々で見ていました。

質問コーナーでは子どもたちからたくさん手が上がり、先生が一つ一つ丁寧に答えてくださいました。

夏らしい暑さの中での開催でしたが、子どもたちにも満足してもらえたようです。

今後の「獣医師の世界を体験しよう!」は、下記よりお申し込みください。

皆様のご参加をお待ちしております。

「獣医師の世界を体験しよう!」