2023.12.31
令和5年度「来所相談」(12月)
実施実績:12月13日(水曜)2件
相談犬種:柴犬(3ヶ月 メス)
「散歩に行こうとして、首輪を付けようとしたり抱っこしようとしたら咬みつく。食事のときに咬みつく」
話をお聞きし、基本的なしつけのオスワリや名前を呼んでやって来るということについては、ほぼ出来ているとのことでしたので、それが確実に出来るようにしていくこと。次に「マテ」の練習をお伝えしました。
「マテ」の練習は、最初は飼い主が一歩離れて、待てたら飼い主から近づく。次は2歩離れて待たせるというように、徐々に離れる距離を延ばしていき、犬が待っている間、飼い主がその周りを回るなどして気を逸らせる要因があったとしても、待てるようにしていく。
待たせている間に犬が動いてしまったら、もう一度犬が待っていた場所に戻してから、再度、「マテ」の指示を出すようにします。
その次に、おやつなどを使用しても良いので、名前を呼んだら必ずやって来るようにして、来たら座らせて、待つことが出来れば褒める。急に抱っこをしたりすると犬が驚いて嫌がる場合もあるため、優しく撫でながらゆっくりと抱っこをしてはどうかと助言させていただきました。
食事については、先住犬がいるため、まずは先住犬にフードをあげた後にあげるようにしていただき、飼い主の手からもフードをあげたりおやつをあげたりしながら、食べているときにフードの器を触っても大丈夫なようにしていくことで、手は嫌なものではないと教えていけば徐々に咬むことも減ってくるのではないかとお伝えしました。
子犬のため、家の中でも十分に遊びのエネルギーを発散させることが必要で、おもちゃで遊んで、持ってきたらおやつで誘導してもよいので口から離せるようにして、出しっぱなしにせずその都度片付けます。犬がおもちゃを抱え込まないようにすることで、独占欲がつかないように練習していくことも併せてお伝えしています。
4~5ヶ月になってもまだおさまりそうにない場合には、しつけ教室へ行かれるのも良いのではと助言させていただきました。
相談犬種:柴犬(5歳 メス)
「特に大きな問題はないが、これから犬との生活をどのようにしていけば良いか。
また、仕事で留守番をさせているため、留守中にペットの見守りカメラで見ていると脚をずっと舐めている様子が写っていた」
2週間前に、繁殖引退犬として引き取ったとのこと。
犬にも人にも吠えることは無いし、犬にもどちらかというと無関心な様子。
脚を舐めているということについては、いろいろな要因があるため獣医師と相談してはどうかとアドバイスさせていただきました。
また、まだ引き取って2週間ということで、環境にも十分に慣れていないと思われるため、まずは、名前を呼ばれたらやって来る、オスワリやフセが出来るようにする、距離が離れていても待てるようにしていく、ということを繰り返し練習していくようお伝えし、お互いにとって良い関係が築けるようにとお話させていただきました。
当センターでは、一度のご相談でなかなか解決できない場合も、再度、相談に来ていただくなどしながら、一頭一頭に合わせたアドバイスをさせていただき、飼い主さんと共に問題解決を考えています。
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