6月16日に今年度2回目の「楽しくしつけを学ぼう～ドッグスポーツにチャレンジ！」を開催し、今回は7組の方々が参加してくださいました。今回はペアで参加してくださった飼い主さんが多く、わんちゃんたちも年令も身体も小さいわんちゃんから大きいわんちゃんまで、にぎやかな時間でした。

最初に先生より「楽しい時間にしましょう。できたことを褒めてあげてください。できなくても大丈夫。いつもと環境が違うから、普段できていることもできなくて当たり前です。「いっぱい犬がいて楽しかった～」や、「名前呼ばれて顔見たら楽しいことあった！」くらいの頑張りでいいので、できたら褒めてあげてくださいね」とお話しがあり、スタートしました。

今回は5ヶ月齢のわんちゃんが2頭参加されていたので、基本は同じですが小さい組と大きい組と、内容を少し変えながらのご指導もいただました。

まずは出席を取ります。その時に飼い主さんがわんちゃんの名前を呼んで振り返るかを確認しましたが、わんちゃん全員見事に振り返りました。

「いつでもどこでもどんな時でも飼い主さんの方に注目できるように。呼んで振り返るということは、常に飼い主さんを意識できているということです」と教えていただき、わんちゃん達は飼い主さんにいっぱい褒めてもらいました。

顔を見なくても耳が動くだけでも、意識できているということで良いそうです。

「名前呼んだら飼い主の顔を見るのは、基本中の基本です」と教えてくださいました。

次はポジショニングに入っていきます。基本は飼い主さんの身体の左横です。そこからわんちゃんを誘導して正面で向き合う、次は飼い主さんの右横へと誘導していく練習をしました。どんどん皆さんができていくので、大きいわんちゃん組は左横からその場で360度回転や、足の間くぐりにも挑戦しました。誘導の方法はわんちゃんの鼻先に手を持って行き、その手を追うようにします。
参加してくださっている皆さんはとても熱心で、何回も何回も繰り返して練習されていました。わんちゃんも見るみるうちに習得していきます。

先生は全体を見回して、一組ひとくみに優しく指導してくださいます。
上手くいかないなと悩む飼い主さんが居たらそこへ先生が指導に行かれ、先生がわんちゃんを誘導するとすぐにできていきます。
飼い主さんのため息を聞いて先生は「大丈夫よ。何回も練習したらできるようになるから」
と笑顔で返されていました。

「先生大好き！」と言わんばかりに、説明中に先生の足の間でひと休みするわんちゃんも！一気に笑いが起こり、和気あいあいと進んでいきます。

練習中に座ってしまったり伏せをするのが見られました。先生からは「誘導するのに手を鼻の所に持っていきますが、その時にその手が高いと「オスワリ」の指示に思って座ってしまったり、低いと「フセ」の指示に思ってフセをしてしまうようなこともありますので、手は犬の頭の位置くらいで誘導してみてください」とのことでした。みなさん大きく頷かれてすぐに実行されていました。

「本当に素晴らしい！さあ、音楽に合わせていきましょう！」と先生から合図がでました。まずは小さい組さんからです。

飼い主さんは音楽に合わせる、同時にわんちゃんを誘導するなどいくつもの動作が必要で大変な様子もみられましたが、終わった時はわんちゃんに疲れた様子は見られず、飼い主さんは満面の笑みでした。

最後に先生は「ドッグスポーツは教えていく過程においてわんちゃんに話しかけたり、考えたりとコミュニケーションを取るのに良いスポーツだと思います。良いきっかけで良い体験をしていただけたと思います」と締めくくられました。

参加して下さった方からは「社会性の勉強と他のわんちゃんとの楽しみ方を増やしたかったので、新しい環境で新しい体験ができてよかったです」「しつけの基本を教えていただきたかったので、色々学ばせていただけました」「たくさんのわんちゃんの中でレッスンを受けたかったのがあり、受けてみて楽しかったです！」「暑くなるのではと心配だったのですが、室内だったので快適でした」など感想をいただきました。

ドッグスポーツはわんちゃんとのコミュニケーションを通して絆を深め、楽しい時間を共有することができるプログラムです。

次回は秋頃の予定をしております。申し込み受付までしばらくお待ちください。

是非皆様のご参加をお待ちしております。

楽しくしつけを学ぼう～ドッグスポーツにチャレンジ！