令和4年度 「犬とともだちになろう」(12月17日)

12月17日(土曜)、年内最後の「犬とともだちになろう」を開催しました。

今回、ボランティアで参加してくれたわんちゃんはフワちゃんと、ボンボンちゃんです。

もうすぐクリスマスが近いので、ボンボンちゃんはクリスマスのお洋服、そして、フワちゃんはお正月(来年はうさぎ年)の装いでうさぎさんのお帽子を被って来てくれました。



最初に、犬の気持ちを表すイラストを見ながら「このわんちゃんはどんな気持ちだと思う?」と尋ねますが、今日参加してくれた子どもたちは少し恥ずかしがり屋さんが多かったので、付き添いの保護者の方にも尋ねてみました。

子どもたちと一緒に保護者の方も考えてくださり、「喜んでいる」「寂しい」「威嚇している」等、それぞれ犬の気持ちを考えて答えてくれました。

犬は自分の気持ちを「ボディランゲージ」として身体で表現しています。それは人間が言葉を使って気持ちを表現することと同じだということを学んでもらいました。

「ボディランゲージ」について学んだ後は、いよいよわんちゃんたちの登場です。

かわいいわんちゃんたちが登場すると会場が笑顔で溢れ、子どもたちの緊張もほぐれていった様子でした。

それぞれのわんちゃんたちの自己紹介の後、わんちゃんに対する挨拶の練習をします。最初に、挨拶の仕方の見本をスタッフが行った後、2つのグループに分かれて一人ずつ挨拶をしてみました。




みんなとても上手に挨拶することができ、声をかけてそっと撫でたりしながら、すぐにわんちゃんたちと仲良くなれました。

そして、その後、拡張心音計を使用してわんちゃんと子どもたちの心音を聞き比べてみました。みんな真剣な眼差しで心音計が光るのを見ています。



保護者の方々もうんうんと頷きながら聞いておられました。

参加した子どもたちは、速さや大きさ、リズム等、わんちゃんたちそれぞれの心音の違い、自分たちひとりひとりの心音の違いに気づきました。犬も人間も同じように心臓を持っていますが、それぞれの違いがたったひとつの大切な「いのち」を表していることを学びました。

今回は少し時間に余裕ができたため、ボランティアさんと相談して、わんちゃんとの交流の時間に「おやつはどこだ?ゲーム」を行いました。子どもたちには円になって座ってもらい、子どもの一人が手におやつを持ち、それをわんちゃんが探し当てるゲームです。

うまく探しあてたら、みんなで喜び、楽しいひと時となりました。最初は発言の少なかった子どもたちも徐々に打ち解けて、みんな、すっかりわんちゃんたちとお友だちになれたようです。



「犬とともだちになろう」では、実際の犬に接しながら、クイズや心臓の音を聞く等のプログラムを通して「いのち」を実感し、犬の気持ちについて学びます。犬との接し方を学ぶことで、咬傷事故を予防するだけでなく、犬(他者)の気持ちを想像したり寄り添う気持ちの大切さを考えるきっかけを与え、「いのち」に共感することができる子どもを育てることを目的としたプログラムです。


次回の「犬とともだちになろう」は来年の3月を予定しています。チラシをダウンロードしていただくことができますので、以下のリンクよりご確認ください。


「犬とともだちになろう」