令和3年度「いきものといっしょ」(3月12日)
3月12日(土曜)、「いきものいっしょ」に、小学生の姉妹とそのお友だちが保護者の方と参加してくださいました。このプログラムでは、神戸市副読本「いきものといっしょ~みぢかなどうぶつに目をむけてみよう~」を使って、神戸で暮らす人と動物の関わりについて学びます。
街を歩いているときや、自分の家の周りではどんな動物に出会うでしょうか?
犬を飼っている人は犬の絵を、猫を見かけたことがある人は猫の絵を、カラスを見かけたことがある人はカラスの絵を描いて、まずは身近なところから人と動物の関わりについて考えてもらいました。
学校で飼育している動物にはウサギとカメがいることをスタッフに話してくれたお子さんの中には、自然の中で出会ったことのある動物について語ってもらう場面で、外国に行ったときにウォンバットを見たことがある、という体験談も聞かせてくれました。
自分たちが暮らす神戸の街のイラストの中からは、人と動物の関わりをたくさん探します。
丸印をつけたり、指で数えたりしながら、「全部で55匹見つけた!」という声も。
車の中に置き去りにされている猫が描かれている場面では、「暑いとか寒いとか、飼い主がちゃんと考えてあげないといけない」という意見が出たり、マンションで吠えている犬が描かれている場面では、「ひとりぼっちで留守番してたら、犬がさびしかったりこわかったりすると思う」と犬の気持ちを想像して聞かせてくれました。
犬のウンチを拾わない飼い主が描かれている場面を見て、「飼い主さんが犬のことを見ていない」と絵の細かいところも読み取ったり、「そのままにしていたら他の人が踏んづけてしまう」といった意見も出ました。他者が困るかもしれないということが想像できるなんて、素晴らしいことですね。
「ビニール袋で拾って家に持って帰る!」という意見を言ってくれて、周りの人に迷惑をかけないようにしたいね、と話し合いました。
最後に、動物たちの気持ちを考えてどんなことに注意をすれば良いか、自分の考えをまとめました。
「犬と一緒に遊んであげたい」「病気になったら病院に連れて行く。病気をしなくても大丈夫かチェックしてあげたい」「学校にいる動物はみんなでお世話したい」「野生動物をこわがらせたりしない」等々一人ひとり真剣に考えて答えてくれました。
「いきものといっしょ」で学んだ後、保護者の方から「今日は保護されている犬や猫の見学はできますか?」とお申し出がありました。もしかしたら猫の見学ができるかも、とお家から猫じゃらしを持って来たお子さんがいたのです。
譲渡候補犬の子犬たちがちょうど外でひなたぼっこをしていたところだったので子犬たちとふれあったり、猫舎のガラス越しに「みお」センター長と遊ぶこともできました。
学んだ後の息抜きの時間を楽しんでもらえたようです。
「いきものといっしょ」は毎週土曜日に開催しています。
犬や猫を飼いたい方で、学習の後に譲渡候補犬・譲渡候補猫の見学を希望される場合は、見学にも予約が必要ですので、「いきものといっしょ」の参加申込をされる際に併せてご相談下さい。
「いきものといっしょ」への参加は以下のリンクよりお申し込み頂けます。