令和3年度「いきものといっしょ」(2月19日)

2月19日(土曜)、神戸で暮らす人と動物との関わりについて学ぶ「いきものといっしょ」に、中学生と小学生の姉妹が参加して下さり、先週に引き続いて、付き添いの保護者の方もお子さんたちと一緒に学んで下さいました。

「いきものといっしょ」のプログラムは、ふれあい室の開館時間に自由に実施していただくこともできますが、この日は担当の職員がご家族の皆さんと一緒に会話をしながら実施させていただきました。


身の周りにどんな動物がいるか、「いくつ書けた?」と声をお互いに掛け合いながら、これまで出会ったことのある動物を冊子の中に書き込んでいきます。
「そういえば、水槽の中にエビがいたよね」「だいぶん前だけど、クジャクがいたことがあった」と学校での経験を聞かせてくれました。
また、保護者の方からは、「職場の行き帰りで見かけるのはカラスとかスズメくらいで、街中で目にする動物は意外と少ないことに気づいた」といったご意見も。


このプログラムに参加して下さった皆さんが夢中になる「神戸にくらす人とどうぶつたち」のイラスト。ペット、学校などで育てられている動物、野生動物と、私たち人間がどのように関わっているのかを探します。さあ、いくつ見つけられるでしょうか?



神戸の街で暮らす人と動物との関わりを探していく中で、動物病院に連れて行ってもらっている犬の絵を見て「病気になったら病院に連れて行ってあげないといけない」ということや、道路にとび出している犬の絵を見て「放し飼いは良くない」ということなどに気づいていきます。




人と動物との様々な関わり方を見ながらそれぞれの動物の気持ちを考え、どんなことに気をつけたら良いのか、意見を出し合いました。



犬を飼いたい、という希望があるお子さんたちは、「毎日散歩してあげたい」「一緒に遊んであげたい」等、犬を飼育する具体的なイメージが持てたようで、「ますます犬を飼いたくなりました!」と感想を寄せてくれました。

また、アンケートでは、「家族とまじめに意見を交換したこと」が楽しかったと答えてくれて、家族で同じテーマに向き合って考えることの意義を感じ取ってくれたようです。



参加者の方におみやげとしてお渡しするこうべ動物共生センターのクリアファイルには、ちょっと面白い「仕掛け」があります。
クリアファイルの中の犬と猫には、まだ首輪が付いていません。これから新しいお家に迎えて頂き(クリアファイルを皆さんに持って帰って頂き)、首輪(迷子札)を付けて頂く仕様になっています。犬や猫を飼うときに、迷子にならないように気をつけることや、万が一迷子になったとしてもお家に帰ることができるために注意することについて、皆さんと一緒に考える機会にもなります。




 


「いきものといっしょ」は、神戸市副読本「いきものといっしょ~みぢかなどうぶつに目をむけてみよう~」を使って、私たちと共に生きる大切な「いのち」について学ぶプログラムです。

小学生以上のお子さん向けの副読本ですが、付き添いの保護者の方もお子さんと共に学んで頂く機会が増えてきました。

ご希望があれば保護者の方にも副読本をお渡ししておりますので、是非お子さんと一緒にご参加下さい。

いきものといっしょ