2025.09.05
令和7年度「いのちの教育」プログラムⅡ「動物たちと私たちのいのちは同じ」(9月5日神戸市立真陽小学校)
9月5日、2学期も始まったところですが、神戸市立真陽小学校3年生2クラスに「いのちの教育」プログラムⅡ「動物たちと私たちのいのちは同じ」を実施しました。欠席もなく、いい笑顔のみんなと再会できました。
「いのちの教育」プログラムについては、下記URLをご参照ください。
https://kobe-chai.jp/eventcategory/life/
最初にプログラムⅠの振り返りをしました。
まず、子どもたちに「自分は生きていると思う人?」と質問をした後、「どうして自分は生きていると言えるのかを教えてください」と聞くと「心臓がある!」「寝て起きる!」「食べる」などたくさん意見が出てきました。普段当たり前に行っていることですが、これらは生きているからこそできることで「生きている証拠」と言えます。
次は「生きている証拠」の中から、「心臓が動いている」ということを「拡張心音計」を使用して確認しました。


子ども達は初めての経験に目が輝きます。楽しいし、嬉しくなってつい喋ったり、笑いそうになるのを拡張心音計からの心臓の音が聞こえなくなるので我慢、我慢。
全員の心音を聞いた後、子ども達から音や速さの違いなど気づいたことを聞かせてもらいました。
同じ人間でも一人ひとり心臓の音は違い、持っている「いのち」もみんな違うと伝え、世界でたったひとつの「いのち」を大切にしてくださいと力強く話すと、子ども達も背筋が伸びます。
「いのち」をもっているのは人間だけでなく動物ももっています。人間がもっている「生きている証拠」の「心臓が動いている」「寝て起きる」「食べる」などは、「動物も生きている」という理解につながります。
次は動物の気持ちについて、私たちが「こうしたいな」「あんなことしたいな」と思うのと同じように、動物も思っていないかな?という問いかけに対し、2枚のパネルを見て子ども達が考えを深めていきます。1枚目のパネルは挙手して発表、2枚目のパネルではホワイトボードに犬の気持ちを書きますが、「書く」ことを通して、みんなの前で発表するのが恥ずかしかったり、苦手な子どもでも、自分の意見を表現することができます。子どもたちが真剣に記入してくれているこの時間は、本当に静かな時が流れます。


1枚目のパネルでは、「早く散歩に行きたい!」「お散歩に連れて行ってくれてありがとう!」と次々に意見が出ました。子どもたちの意見をまとめて、この犬の気持ちをマークに例えると、ハートマークで表すことができます。

2枚目のパネルでは「家族だけ楽しそう」「自分はひとりぼっちでさびしい」「自分だけ暗いところにいるのは嫌だ」「体もきれいにしてほしい」等々いろいろな意見を記入して発表してくれました。


みんなの意見を聞いたところで、この犬の気持ちをマークで考えました。1枚目の犬のハートマークとは違い、なみだマークであると言うことができます。
動物も状況によってハートマークの気持ちのときもあれば、なみだマークの気持ちのときもあることを子どもたちがイメージし、それぞれの気持ちに共感することで「動物にも心がある」ということを理解してくれました。

今日は全員が意見を発表してくれたクラスがありました!初めてのことでスタッフも嬉しい驚きです。

最後に全員で大きな声で「動物にも心がある」と声に出してプログラムⅡを終了しました。
次回は子どもたちがプログラムⅠ(気づき)、Ⅱ(共感)で学んだ内容を振り返り、最後のプログラムⅢ(責任)へと進みます。
これまでの、「いのちの教育」実施レポートは、下記URLからご覧いただけます。
最後に全員で大きな声で「動物にも心がある」と声に出してプログラムⅡを終了しました。
次回は子どもたちがプログラムⅠ(気づき)、Ⅱ(共感)で学んだ内容を振り返り、最後のプログラムⅢ(責任)へと進みます。
これまでの、「いのちの教育」実施レポートは、下記URLからご覧いただけます。
https://kobe-chai.jp/category/post/ev-report/kids/life/