2024.09.07

令和6年度「来所相談」(9月)

当センターでは、事前予約制で来所によるご相談をお受けしています。

9月7日(土曜)

相談犬種:シェットランド・シープドッグ(9ヶ月 メス)

<相談内容>

散歩中、通りがかりの車やバイク、自転車に吠えるのをやめさせたい。

散歩中に犬が引っ張る。

<対応について>

基本的なしつけを日頃からするようにお伝えし、特に名前を呼んで呼び寄せるトレーニングをおすすめしました。騒々しい場所では気が散ることもあるので、静かな環境からトレーニングを始め、慣れるに従っていろいろな場所で飼い主の指示に従えるようにするトレーニングが効果的ではないかと思います。

散歩中、吠える対象が近づいてくるのを先に飼い主が見つけ、犬が吠える前に対象の反対方向に向かって移動して気をそらすか、「おすわり」や「ふせ」などの指示を先に出して吠える前に止めるようにお伝えしました。

また、リードの使い方を学んでいただくために、センターの周りを散歩しながら実践させていただきました。

相談犬種:柴犬(5歳 メス)

<相談内容>

怖がりで、雷や風の音、花火の音などを聞くとパニックになってしまい、家のあちこちを掘ってしまう。

<対応について>

パニック時にも対応ができるように、基本的な「座る」「待つ」「呼んだら来る」などのしつけを日頃から行うことをおすすめし、合わせてクレートトレーニングの具体的な方法についてパネルを使ってお伝えしました。

クレートトレーニングとは、クレートに徐々に慣らして、クレートが安心して落ち着ける場所であることを教えていくトレーニングです。

日頃から飼い主の指示に従えるようにすることで、パニックになる前に犬に指示を与えて気をそらすことができます。また、トレーニングを通じてクレートが安心して過ごせる場所だという認識を繰り返しておくと、パニックになる前の犬をクレートへ誘導することで、その状態が軽減される場合があります。

問題行動などについてはしつけだけでは解決できない場合があるので、獣医行動診療科認定医などの専門家への相談もおすすめしてします。

今回のご相談については、こうべ動物共生センターの獣医師による問題行動電話相談もおすすめしました。

獣医師による電話相談

来所相談では、皆さまのお困りごとに対して訓練士や愛玩動物飼養管理士等の有資格者が、一頭一頭の状態に合わせたアドバイスをさせていただいております。

一度の来所相談で解決できない場合も新たな解決への糸口を見つけられるよう、繰り返し飼い主さんと共に考えていきます。

事前予約は下記リンクよりお申し込みください。

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