令和7年度「老犬との暮らし方セミナー」(11月9日)

講師に中塚圭子先生をお迎えして「老犬との暮らし方セミナー」を開催しました。

今日のお話は「愛犬の老いを受け入れ、ほっこり暮らす心構えや工夫」についてです。

前日までは秋晴れの良いお天気だったのに、今日は朝から生憎の雨天。

その中を8組の飼い主さんと17歳を筆頭に5頭の犬が参加してくれました。

初めに日本の高齢犬事情のお話があり、今では半分以上が7歳以上の犬だそうで、ペットが人に合わせる若齢期から人がペットに合わせる高齢期へと移っていきます。

高齢期になってくると、食事や排泄、歩行などが困難になってくるのは人と同じです。

食べるのが困難になってきた場合には、食事を刻んだりふやかすなどして食べやすくする工夫や手作り食、誤嚥防止はどのようにしたら良いか、歩行が困難になってきて排泄するにも脚に力が入らないという時など、介護服やハーネス、犬用の歩行器などの使い方を教えていただきました。

また、歳をとって夜鳴きをする場合、いろいろな原因がありますが、原因の一つに歯痛ということもあるそうです。

食事を摂ったあとに、水を飲ませるなどで歯の汚れをとることはとても大切です。

食事について言えば、腸が動いていなければ食欲も出ず、食べても気持ち悪くなって吐いてしまうそうです。

そういったときには、無理に食べさせようとせず、食欲が無いことを飼い主も恐れないようにし、犬のQOLを考えるようにします。

不安な心を満たす飼い主の優しい言葉が犬を安心させるのです。

そして、高齢になると安全面からなかなかトリミングを受けてもらえなくなったり、お風呂に入れないということで、排泄物で身体が臭ったり全身のフケというような衛生面での問題が出てきます。その解決方法の一つとして重曹やクエン酸を使って作るバスボムを使用して清拭を行います。また、バスボムの炭酸ガス効果により全身の血行促進にも繋がるそうで、実際に先生が持ってきて下さったバスボムをお湯で溶かし、それで暖めたタオルで愛犬の身体を清拭すると、どの子もみんなとても気持ちよさそうで、飼い主さんとの良いコミュニケーションの時間にもなりました。

最後は先生から「今選んだものは最高のものと自信をもってくださいね」という言葉で締めくくられました。

参加してくださった方たちの間でも話が弾み、高齢犬の飼い主さん同士通じ合うものもあり、情報交換の場としても良い時間になりました。

皆さんのアンケートにも、「ハーネスなど具体的に教えていただきたすかりました」「同じように老犬のことを考えている人たちと集まれたのでよかったです」というお声がありました。

明るく前向きな気持ちで老犬介護が出来ますよう、願っております。