2025.11.03
令和7年度「共生センターオータムスクール(11月3日)
秋晴れの気持ちの良い日の午後、オータムスクールを開催しました。
今回のオータムスクールは神戸市の苅藻島にある「外来生物展示センター」の職員の方にきていただき外来生物についてのお話、持ってきていただいたアメリカザリガニやアカミミガメの触れ合い体験、昆虫標本作りを行ないました。また、神戸市の神戸動物管理センターの獣医師からは神戸市に保護された犬と猫の現状や、最後まで飼うことの大切さについてのお話、犬の診療体験もあり、盛りだくさんのオータムスクールとなりました。

外来生物とは?という説明では、外国からやって来た生物だけが外来生物ではなく、人が本来の生息場所から移動させた生物についても外来生物だと教えていただきました。
北海道に以前はカブトムシがいなかったけれど、誰かがカブトムシを放したことで、今では北海道でもカブトムシが生息しているそうで、これも外来生物になるそうです。
お話を聞いた後は、2班にわかれてアメリカザリガニとアカミミガメの触れ合い体験、犬の診療体験です。
子どもたちは怖がることなく興味津々といった様子で、アメリカザリガニやアカミミガメなど小さな生き物に触れて感触を確かめていました。


診療体験では、獣医師から、普段犬のどんなところをチェックしたら良いのかということを教えて貰ったり、実際に犬の心音を聞いたりしました。

また、展示されているアライグマと狸の剥製を見た子どもたちは、実際に神戸市で生息していたと聞き、とても驚いた様子でした。

そして、最後は標本作りです。
細い針を使用するので保護者の方と一緒に、ツヤハダゴマダラカミキリの標本を制作します。

簡単に出来そうに思えましたが、触覚や脚の形を整える細かな作業に、なかなか思うように形を整える事が出来ず、思った以上に時間がかかる作業でしたが、皆さんとても熱心に取り組んでいました。
全て終わると、子どもたちは「いきもの博士」の認定バッチと認定証を授与され、「いきもの博士」に認定されました!
短い時間でしたが、外来生物や犬、猫のことなど、多様な生き物について知る事が出来た貴重な時間になったことと思います。

