2025.09.27
令和7年度「災害に備えたしつけ方講座~吠える犬と災害に備えるには~」(9月27日)
講師に中野あや先生をお迎えし、「災害に備えたしつけ方講座~吠える犬と災害に備えるには~」についてのお話をしていただきました。

人間も犬も災害時には予想できない環境になるため、犬も慣れない環境ではストレスで予期せぬ行動が出るのは人間と同じで、避難した時にだけ吠えないようにという対策はなかなか出来ません。
そのためには、日頃からの備えが大切になってきます。
何故吠えるのか?原因は何なのか?を考えますが、警戒や不安から吠えるのか、それとも要求や関心を引くために吠えるのか、によっても対処は違ってきます。
例えば大型犬はおおらかな犬が多いが小型犬は神経質な犬が多い、など特性による違いや、高齢犬は病気などが原因で吠える場合があるが若い犬は感情の振れ幅が大きく要求が強く出て吠える、などの原因の違いもあるようです。

「吠える」原因や悩みは千差万別で、同じものはありません。
災害時に、避難所に行っていきなり吠えるなと言ってもなかなか出来るものではありません。
日頃から飼い主に集中できるように、楽しみながら犬の基礎トレーニングを行なうことで、犬が感情を抑制する力がついていきます。
何より、犬が「安全で安心」を常に感じていられることが一番大切だということでした。

参加者の皆さんからは、「すごく参考になりました。犬との信頼関係を作ることもむだ吠えを減らせる一歩になるなど。とてもよく分かりました。」「あらたな気づきがあり、今日から実践できそうな内容もあり、大変有意義であった。」との感想をいただきました。
いつ起こるかわからない災害に日頃から備えることが大切です。
神戸市の「災害時のペット避難ガイドライン」を下記よりご覧頂けます。
<動画版>
https://www.youtube.com/watch?v=veRelqdEsbE&t=3s
<ガイドライン>
https://www.city.kobe.lg.jp/a84140/kenko/health/hygiene/animal/bousai.html