令和7年度「獣医師の世界を体験しよう~犬と猫のお医者さん(高学年)」(9月21日)

先週の低学年に引き続き、谷修一先生を講師にお迎えして、高学年対象に「獣医師の世界を体験しよう~犬と猫のお医者さん」を2回に分けて開催しました。
高学年になると落ち着いた雰囲気でプログラムが始まりました。

獣医師の仕事についての説明では、人間の医者では耳鼻科や眼科、整形外科など診療科目ごとに分かれていますが、獣医師は全ての診療を行なわなければならないとお話がありました。猫や犬もストレスなどから調子を崩すこともあり、そんな場合は心療内科のような治療も行なうそうです。
猫や犬は自分でどこが痛いか、しんどいかなど喋ることができないので、飼い主さんから十分に時間をかけて症状を聞き取り診察します。動物によっても治療や薬が違ったりするそうです。
お話を一通り聞いた後は、子どもたちは白衣を着て聴診器を持って、小さな獣医さんになりました。

まずは、聴診器で自分たちの心音を聞きました。
みんな、静かに集中して自分の心音を聞いています。
次に、犬の心臓の場所を教えて貰いました。
犬が足を曲げた時の肘のあたりに心臓があるそうです。

心音を聞くときは怖がらせないように、犬や猫の後から優しく撫でながら聞いたら良いと教えてもらうと、ぬいぐるみの猫や犬でも、優しく撫でながら上手に聴診器をあてていました。
また、採血の練習ではまず血管がどこにあるのかを探し、シリンジを使用して採血をしますが、これも、教えてもらったことを、まるで本物の獣医師のように真剣な表情でチャレンジしていました。

そして、プログラムの最後に「獣医さんになりたい人!」と尋ねると、全員が元気に手をあげてくれ、子どもたちがとても頼もしく思えました。将来の獣医師さんの誕生が楽しみですね!