2024.12.08
令和6年度 獣医師の世界を体験しよう!「いちばん身近な存在「ペット」の健康と幸せを守るには」(12月8日)
もみの木動物病院の小寺千晶先生を講師にお迎えし、低学年と高学年の2回に分けて「いちばん身近な存在「ペット」の健康と幸せを守るには」という内容でお話をしていただきました。
先生の自己紹介から始まり、勤めている病院の紹介、実際にどういうことをしているのかなど紹介してくださいました。
先生から「ペットが病院に行く時はどんなとき?」と質問がありました。子どもたちからは、「調子が悪いとき」などの答えが多かったのですが、元気であっても予防注射をしたり、寄生虫などがいないかなど健康診断も受けに来てもらって、病気がないかを見つけてほしいとお話されました。
次に、聴診器で自分の心臓の音を聞く、手首で脈を計るということを教えてもらいました。手首で計るのは難しかったようですが、丁寧で分かりやすい説明を受けるとすぐ「わかった」と笑顔が返ってきました。「どのくらいの速さなのか、リズムはどうかを見つけて」と先生が言われてスタートです。1分計りたいたいが、人間は我慢できるとおもうけど、犬や猫には長いので10秒計って、それを6倍したら1分の測定値がでますと教えてもらうと、子どもたちは真剣に取り組んでいました。
ぬいぐるみの犬と猫をつかって模擬診察もしてみました。犬や猫のお尻の方へ回り背中からお腹、後ろ足の順番に触ります。小型犬は膝、大型犬は股関節が悪くなることが多いと教わりました。そして正面から顔回りを触っていきます。耳をめくってみる、ときには匂いも嗅いでみるそうです。そして目や口の中。そしてさっき練習した聴診器を心臓に当ててみました。犬や猫の心臓の位置も教えていただきながら全員クリアしました。
「うちに猫がいるから、今日帰ったら早速家族に教えながらやってみる!」「動物にいつも触れ合えるからなりたいと思っていたけど、元気にする仕事と知りました」「将来に必要なことを教えてもらったから生かしたい」など子どもたちから聞けました。
最後に「獣医さんになろうと思ってくれた人!」と聞くと多くの手が挙がり、先生も喜ばれていました。
高学年の方では、先生ご自身が獣医師を目指したときにこんな勉強をしていた、もっとこんな勉強しておけばよかった、色々な人と話をして、色々な物をみるということを今からやっておくと役立つかもしれませんなど聞かせてくれました。
子どもたちの目が輝いているのをみて、将来の獣医さんがまたここで講師になって教えてくれている姿を想像しました。
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