令和6年度「教えて!介助犬」(11月23日)
11月23日(土曜・祝日)に兵庫介助犬協会の協力をいただき、「教えて!介助犬」を開催し21名の皆さまに参加していただきました。
協会の北澤光大理事長より、身体障害者補助犬「盲導犬」「聴導犬」「介助犬」がそれぞれどのように活動をしているかを説明の後、協会のPR犬アリシアによる「落ちている物を拾う」「携帯電話を持ってくる」「冷蔵庫から飲み物を持ってくる」など介助のデモンストレーションを行いました。
介助犬は訓練のために、犬が好きな遊びを応用して介助動作を覚えていきます。実例として、引っ張りっこを応用して、靴と靴下を脱がす動作への応用を実演してもらいました。
介助犬に適した資質で、一番大事なことは、どんな場所でも動じずにリラックスして待機ができることだそうです。アリシアも沢山の人がいる中で、くつろいで待機していました。
現在、全国で59頭の介助犬が活躍しています。
今回は、認定されて8ヶ月のユーザーさんと介助犬(ポノ)に参加していただけました。
最初の頃は、戸惑う事もあったそうですが、ポノがいることで外出することへのハードルが低くなり、人がたくさん集まるテーマパークへも一緒に行けたそうです。
日常の外出時でも、犬を連れていることで、皆さんから笑顔で接してもらえることが多くなり、仕事場でもポノのファンができています。
飲食店に行った時には、店員さんから入店を断られましたが、補助犬であることを説明していると、「身体障害者補助犬法」を知っていた店長さんに出てきてもらえ、無事に入店ができたこともありました。
まだまだ法律が周知されていない現状があるようです。
ユーザーさんは、犬が苦手な人への配慮も心がけながら、コミュニケーションを大切にして介助犬のことを知ってもらいたいと、SNSなどでも発信しています。
最後にユーザーさんは、補助犬の仕事中は声をかけたり、触ったりしたらダメと認識されている方がたくさんいらっしゃいますが、本人への声かけは大丈夫なので、「お困りのことはありませんか」などの声かけをしてもらえるとうれしいです、と話をされました。
デモンストレーションも終わって、介助犬のケープを外した後、皆さんにはアリシアとのふれあいを楽しんでもらいました。
皆さまからのアンケートには、「介助犬が日本にあまりいないんだということを初めて知りました」「介助犬を訓練しているところが見てみたいです」「訓練が遊びの延長と知れた、イメージが変わった」「補助犬を連れているから困っている事がない訳でもない事を知れて、これから気をつけようと思いました」などの感想が寄せられました。
「教えて!介助犬」については下記リンクをご確認ください。