令和6年度「VRで体験!いぬねことのくらし」(8月7日、17日)

8月7日(水曜)、8月17日(土曜)の2回にわたって、「VRで体験!いぬねことのくらし」を実施しました。

このプログラムは、VR(Virtual Reality:仮想現実)ツールを使用し、犬や猫の習性や行動について理解を深め、関わり方を知り、考えてもらうプログラムです。
VRの機材は、ネスレ日本株式会社ネスレピュリナペットケア様にご協力いただいております。この視聴プログラムは、ネスレ日本株式会社様が包括連携協定を締結されている大阪府の協力のもと制作され、「犬や猫のかわいさと正しいふれあい方」「犬猫の正しい飼い方」について学べる内容となっています。
ゴーグルを装着し、実際に動物に触れることがないプログラムですので、動物に触れるのが苦手だと感じているお子さんや動物アレルギーの方にもご参加いただけます。

VRを使ったプログラムについては、ネスレ日本株式会社ネスレピュリナペットケア様のウェブサイトをご覧ください。
https://nestle.jp/brand/purina/csv/wannyan-class/

プログラムの前半では、犬・猫との正しいふれあい方やあいさつの仕方を学びます。
プログラムがスタートすると、間近に迫る犬や猫の映像を見て驚きの歓声があがりました。

「犬へのあいさつの仕方」では、飼い主さんにまず「さわっていいですか?」と尋ね、最初は手をグーにして犬の鼻先に差し出しにおいを嗅いでもらってから、あごの下や胸をそっと撫でる方法が紹介されます。

VR映像に合わせて最初は小声での挨拶でしたが、何回も繰り返すうちに段々慣れてしっかりと声を出して挨拶をしていました。

また「猫へのあいさつの仕方」では、「無理に近づいたり追いかけたりしない」「自分から近づいて来てくれるのを待つ」のが大切であることを、映像を通して学んでいただきました。

プログラム後半では、一緒に暮らすために気をつけることを、犬と猫の場合、それぞれのVR映像のアニメーションで学びました。

VR映像が終わった後は、ぬいぐるみを使って犬へのあいさつの復習を行いました。事前にバーチャルの中で学習したことの復習だったため、みんな上手にあいさつをしていました。両方の体験を通して、犬や猫とお互いに気持ち良くふれあう方法を学んでいただけたようです。

学んだ内容の理解を深めるため、環境省発行「どうぶつといっしょにくらそう」の冊子からワークシートを活用し、それぞれの場面での動物の気持ちを想像して考えてもらいました。

書き終わった後に、それぞれが書いた動物たちの気持ちを発表してもらいました。

言葉を話すことができない動物たちの気持ちになって考えることは、動物だけではなく他者に対する共感力を育むことにも繋がります。

こうべ動物共生センターでは、人と動物の共生を学ぶための様々な体験プログラムを実施しています。

今年度の「VRで体験!いぬねことのくらし」は終了いたしましたが、他のプログラムについてはこうべ動物共生センターの専用ウェブサイトでご確認ください。

VRで体験!いぬねことのくらし