2024.06.02

令和6年度「来所相談」(6月)

当センターでは、事前予約制で来所によるご相談をお受けしています。

実施実績:6月2日(日曜)3件
相談犬種:ポメラニアン(6歳10ヶ月 オス)/ミックス(2歳11ヶ月 メス)/ヨークシャー・テリア(推定11歳 オス)

【ポメラニアン 6歳10ヶ月 オス】
<相談内容>
「吠える」「咬む」「トイレ以外での排尿」
<対応について>
興奮することで吠えたり、咬む行動になったと考えられるので、興奮を下げるためのいくつかの方法をお伝えしました。 犬は、自分の「感情」と「考える」ことを同時に理解することはできないので、「オスワリ」などの指示をあたえて先に考えさせる時間を取ることで、感情を抑制することをすすめしました。
トイレの問題については、トイレ以外での匂い付けを避けるために、一週間ぐらいオムツをはかせることを提案し、布製マナーベルトとの併用をすすめました。犬にはそれぞれ排泄のタイミングがあるので、その子に合った排泄のタイミングを事前に調べ、それに合わせてトイレに連れて行って排泄を促し、成功したらほめるようにお伝えしました。

【ミックス 2歳11ヶ月 メス】
<相談内容>
「宅配の人、来客や近所の人に吠える」
<対応について>
部屋で自由にさせていると、犬の気質として訪問者などが来ると自分のテリトリーを守ろうとして吠える場合があるため、吠える気配を感じたら先に指示を与え、吠える前にとめることができたらほうびを与えるようにすすめました。
併せてクレートトレーニングの大切さを伝え、クレートに慣れさせる方法を実演させていただきました。

【ヨークシャー・テリア 推定11歳 オス】
<相談内容>
「音に敏感で、一度吠えるとなかなか止まらない」「吠えがひどくなると、父に襲いかかる」
<対応について>
犬を興奮させる状況をできるだけ作らないように気をつけてもらうようにして、口輪をする方法もあることを伝えて、それに慣れさせる方法についても説明しました。
また、襲いかかるなどした場合は、落ち着くまでサークルに入れておく方法もお伝えしました。
普段は胴輪を使っていたため、コントロールができるように首輪も併用することをすすめました。夜になると神経質になるとのことですので、暗くなると目が見えにくくなっている可能性もあることを伝えました。

実施実績:6月15日(土曜)2件
相談犬種:柴犬(8ヶ月 オス)/ ※小型犬(4ヶ月メス)
※小型犬の相談内容につきましては、相談者からのご希望により公開を控えさせていただきます。

【柴犬 8ヶ月 オス】
<相談内容>
「咬む」
<対応について>
咬む欲求を満たすおもちゃを与えたうえで、咬んで良いものといけないものを犬に伝える方法を具体的にお伝えしました。
家具など咬んでほしくないものについては、苦い味のするスプレー(ペット用)などを使い、咬ませないように工夫をすることをアドバイス。成長過程で咬むことを学習してしまっているので、改善しないようであれば、ひどくなる前に改めて相談するようお伝えしました。
犬をコントロールするためにも、必要なしつけについても具体的にお伝えし、普段から「オスワリ」「フセ」「マテ」などの指示に従えるようにすることを伝え、特に名前を呼んだら飼い主のもとに来るようにするトレーニングが重要であるとアドバイスしました。

来所相談では、皆さまのお困りごとに対して訓練士や愛玩動物飼養管理士等の有資格者が、一頭一頭の状態に合わせたアドバイスをさせていただいております。一度の来所相談で解決できない場合も新たな解決への糸口を見つけられるよう、繰り返し飼い主さんと共に考えていきます。

事前予約は下記リンクよりお申し込みください。

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