令和6年度「教えて!介助犬」(6月8日)

6月8日(土曜)兵庫介助犬協会の北澤光大さん、4月に入社されたばかりのスタッフの枝廣心渚さん、そして介助犬のココスちゃんをお迎えして「教えて!介助犬」を開催しました。

兵庫介助犬協会には介助犬と訓練犬が合わせて9頭いるそうですが、兵庫県で介助犬として活躍しているのは3頭で、全国でも59頭しかいません。

ココスちゃんは介助犬としての適性が合いませんでしたが、人が大好きでフレンドリーな性格のため、現在、PR犬として活躍しています。

最初に北澤さんから、身体障害者補助犬(盲導犬/聴導犬/介助犬)について説明があり、その後、実際にココスちゃんがいろいろな介助をしているところを見せていただきました。

介助犬の主な仕事に、「落としたものを拾う」ということがあります。

カードやコインなどの薄く小さな物も、前歯を上手に使って拾い、北澤さんに届けることができました。

一人では不安でなかなか外出できない身体障害者のチャレンジを後押しするのも、介助犬の大事な仕事だそうです。

今日、参加してくれた親子はとても熱心に質問もされていました。

「散歩はどうするのですか?」という質問には、「ユーザーさんが普段通勤などをしている外出が、散歩になります」とのことで、どこにも行く予定がない日などには、それとは別にお散歩に行くように伝えているそうです。

また、日常の犬の世話をユーザーさんが行うことで、信頼関係も築かれていくとのことでした。

他にも、普段の訓練の様子を再現して見せていただいたり、介助犬がユニフォームのベストを脱ぐとお仕事が終わりということで、参加者の方と触れ合ったり、和やかな時間を楽しんでいただくことができました。

次回の「教えて!介助犬」は10月になります。皆さん、是非、介助犬のお仕事の様子を知って下さいね。