2024.06.24
令和6年度「いのちの教育」プログラムプログラムⅠ「私たちと動物との関わり」(6月24日 神戸市立真陽小学校)
6月24日(月曜)、神戸市立真陽小学校の3年生を対象に「いのちの教育」プログラムを実施しました。
神戸市立真陽小学校は、去年に引き続き2度目のプログラム実施となり、今年度の3年生は1クラスだけで、22名となります。
この「いのちの教育」プログラムは、以下の3つの内容で構成されていて、今回はプログラムⅠを受けていただきました。
・プログラムⅠ「気づき」
・プログラムⅡ「共感」
・プログラムⅢ「責任」
私たちの身の回りにある場所を「街」「牧場」「自然」と大きく3つのすみかに分け、張り子の動物をそれぞれのすみかへ移動させます。大きな張り子の動物を抱きかかえて移動させますので、子どもたちの目が最も輝く瞬間です。
「向こうにいる張り子の動物を、それぞれのすみかだと思うところへ移動させてください」と伝えると、「やった~!」と歓声もあがりました。「本物の動物ではないけれども、本物と思って優しく運んであげてください」と約束してもらって、ペアになった子どもたちはお互いに動物のすみかを話し合いながら張り子の動物を優しく抱っこして運び、置くときもそっと大切に置いてくれました。
置き終わると、「あの動物はそこのすみかじゃないと思う」など意見が出てきます。そういった場合は、そのすみかに置いてくれた子どもたちの意見を聞きます。このプログラムでは、お互いの意見を聞いて、それぞれの考えを聞きながら「自ら考える」ということを大切にしています。意見が分かれた動物は、一旦エリア外に移動して「見学」の場所へ移動させます。
次に、「街」「牧場」「自然」をすみかに暮らしている動物がどんな動物なのかを考えます。「街」では「ペット」、「牧場」では「家畜」、「自然」では「野生動物」と考えることができます。「家畜」と「野生動物」という言葉がなかなか出てこない状況でしたが、子どもたちから「ヒントちょうだい!」と積極的に参加しながら全員が考えてくれたおかげで、それぞれの場所での関係性を導くことができました。
どこに住んでいて、誰がお世話をしているかなどを考えることにより、それぞれの動物との関わりに気づいていきます。そうすると、「見学」の場所にいた動物たちも、スムーズにすみかに移動させることができるようになります。
最後は、人間と動物との「つながり」について考え、授業の最後に全員で「にんげんとどうぶつはつながっている!」と大きな声で唱和して終了となりました。
次回のプログラムⅡ「共感」は、2学期に行うことになっています。