令和5年度「いきものといっしょ」(10月22日)

10月22日(日曜)、神戸市の副読本を使用した「いきものといっしょ」に、小学生と就学前の姉弟、そしてご両親の4名の方が参加してくださいました。

最初に、自分たちが住んでいる地域のことを想像してもらいながら、「街を歩いているとき」「学校であそんでいるとき」「山に行ったとき」とそれぞれの場面で出会ったいきものを考えていただきました。
恥ずかしがりの弟さんは、お母さんに耳うちをして書く手伝いをしてもらう場面も見受けられました。

子どもたちは、「山」は行ったことがないと言いうので、そこでお父さんの出番です!お父さんが、お姉さんに「山ではないけれど、ゴルフ場でキツネ、タヌキ、リス、ヌートリアを見たことがある」と教えてあげると、お子さんから「すごーい!」と歓声があがりました。

色々な場面でのいきものとの出会いを思い出しながら、自分たちの身の周りにはいろいろないきものがいるということに改めて気が付きます。街で暮らすペットや学校にいる飼育動物は、人間が最後まで世話をしながら関わっていること、山にいる野生動物は、人間が世話をせず自分の力で生きているという違いなどに気づいていきます。

次に、神戸の街のイラストの中にいるいきものたちを探します。
海や山、街の中で生活している、いろいろな動物を、次々に探し出してくれました。

車の中に置かれている猫を見つけて、「これって、ひとりでいるのかな?」と弟さんがスタッフに聞いてくれたので、「車の中はとても暑くなるから、少しの時間だけでも車の中においておくのは絶対にやめようね。熱中症で死んでしまいます」と伝えると、「うんうん」とうなずいてくれました。

ハトにえさをあげている場面の絵でお姉さんが悩んでいると、お父さんが「ハトは野生動物だから、人間がえさをあげてしまうと自分でえさをとることができなくなるんだ」とお姉さんに教えていました。2人とも一緒に見つけてくれた絵は、どうぶつ病院で獣医さんに犬が診断されている場面でした。
イラストの様子から、「痛そう」「病院はいやだ」との意見が聞かれました。2人は調子が悪いときに病院へいくと教えてくれて、自分が病院に行ったときの気持ちを思い出したようです。どうぶつにも専用の病院があるというのを伝え、調子が悪そうだったらどうぶつ病院に連れて行ってあげることが大切であることと、調子が悪いときだけでなく、病気にならないための予防も必要ですとお伝えしました。

他にもたくさん神戸の街の中で人と生き物が共に暮らしている状況を見つけてくれて、家族全員で話し合いながら「わたしたちと動物たちとのかかわり」について考えてくれました。
このプログラムは、身近な動物との関わりについてご家族で話し合いながら一緒に学ぶ機会にもなっています。是非、ご家族でご参加ください。

「いきものといっしょ」は週1回土曜日又は日曜日に開催しています。
開催日の情報と参加申込は、下記のリンクをご覧ください。

いきものといっしょ