2023.06.30

令和5年度「来所相談」(6月)

来所相談

実施実績:6月26日(月)

相談犬種:チワワMIX

今回のご相談は「いつ抱っこしても噛まれないようにしたい、信頼を深めたい」

約一ヶ月前に13歳の保護犬をお家に迎えられたそうですが、抱っこしようとしたら噛むことがあるとのご相談でした。

どんな状況のときに噛むことがあるのかをお聞きし、アドバイスをさせていただきました。

犬が寝ているときやソファの上でくつろいでいるときなどに抱っこしようとすると噛むとのことだったので、そういう場合にはいきなり抱っこをしないようにして、犬の方から近寄ってきたときに相手をするようにします。撫でるときも頭の上から撫でるのではなく、身体の下の方から撫でて、徐々に馴らしていくことをお伝えしました。

まだ家に来て一ヶ月弱ということもありますし、保護犬のため、以前はどのように飼育されていたのか分かりません。自分の名前を認識できるようにおやつなどで誘導しながら名前を呼び、近寄って来たらおやつやおもちゃなどで遊び、「飼い主の方に来たら楽しいことがある」と思わせるようにすることで、徐々に犬が自分から飼い主の方に来るようになります。名前を呼ばれたら行くということが分かってくると、おやつが無くても飼い主の方に来ることができるようになります。

それができるようになれば、「マテ」を教えますが、犬への指示は統一することが大切です。「ステイ」「ウェイト」「マテ」などいろいろな言葉だと犬も迷うので、誰が指示を出してもわかるようにすることが肝心です。また、最初は「マテ」の間に犬が動いたら元居た場所へ戻し、飼い主が犬の方まで行くようにします。そして、徐々に待てる時間を延ばしていきます。

13歳という高齢犬で、今後は医療的なケアなども必要になってくる年齢でもあるため、かかりつけの獣医師も決めておくのも良いでしょうとお伝えしています。

家に迎え入れた当初より落ち着いてきたとのことでしたので、徐々に環境にも慣れてご家族との信頼関係も築けるのではないでしょうか。

来所相談では、訓練士や愛玩動物飼養管理士等の有資格者が皆さまのお困りごとに対し、一頭一頭に合わせたアドバイスをさせていただいております。

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