令和5年度「お散歩診断」(5月11日)

5月11日(木曜)、講師にJAHA認定家庭犬しつけインストラクターの渡辺ひろ子先生をお迎えして「お散歩診断」を開催しました。
五月晴れの気持ち良い午後、今回の参加は2組で6ヶ月齢のわんちゃんと6歳のわんちゃんです。なんと、6ヶ月齢のわんちゃんは今日がお散歩デビューという記念すべき日とのことで、今回先生が設定してくださったテーマは「飼い主さんとわんちゃんが穏やかに散歩する」でした。道草してもOK!しあわせの村内の散歩道をお互いに距離を取り、先生からアドバイスをいただきながらゆっくりと歩きました。
6歳のわんちゃんの飼い主さんは、散歩中に他の犬を見ると向かっていくので、飼い主がうまくコントロールができる方法を学びたいと思って参加してくださったとのことです。

講師 渡辺ひろ子先生



散歩の途中で日陰に入って休憩、水分補給だけでなくゲームも行いました。

ゲームには、「飼い主さんがわんちゃんの発するボディランゲージを理解できているか」「万一、手元からリードが離れて犬が自由に動き出したとしても呼び戻しができるように」等の様々なチェックポイントが詰まっています。ゲームの間も近づきすぎないよう、犬同士の距離には注意します。

1つ目のゲームは3歩歩いて、1回だけ名前を呼ぶという「アイコンタクトゲーム」です。

散歩中に他のものに気を取られて犬が興奮しているときに、優しい声で呼びかけて飼い主さんに注目させるには、「振り向かせる環境」をつくることがコツです。注意点は「大きく明るい声で優しく」とのことでした。「一瞬でも飼い主さんを見たら「ありがとう」を伝えて褒めてくださいね」と先生に教えていただき、開始しました。「できるかな」という飼い主さんの心配もなんのその、見事にこなしていくわんちゃんたちでした。



2つ目の「呼び戻しゲーム」は、先生がわんちゃんにロングリードを着けてくださり、わんちゃんとスタート地点に立たれます。飼い主さんが離れた所からわんちゃんの名前を呼んだら飼い主さんの元に来るかというゲームです。戻ってきたときに飼い主さんが心の底から褒めることで、犬は飼い主さんのもとへ戻ることが楽しくなります。お散歩が初めてのわんちゃんもゆっくりですが、大好きなお父さんの元へ。お父さんも満面の笑みで迎えておられました。

お母さん大好きわんちゃんは猛ダッシュでゴール。いっぱい褒めてもらいました。



散歩の帰り道でも、先生からは「わんちゃんが発しているボディランゲージを見逃さないで帰りましょう」とアドバイスをいただき、飼い主さんはわんちゃんからのサインを受け取めながらお散歩を終了しました。

お散歩の後に先生は「犬にも心があります。同じように伝えても、その子のコンディションによってできるときとできないときがあります。お散歩の時間を「歩くだけ」「排泄だけ」の時間にするのではもったいないので、わんちゃんと目を合わせたり、お花を見て楽しんだりとコミュニケーションを取りながらお散歩を楽しんでくださいね」と話してくださいました。

プログラム終了前には先生に熱心に質問をする飼い主さんの姿が見受けられ、参加された皆さんからは「とても勉強になったので、教わったことを今日からのお散歩に活かします」「普段は、他の犬が来たら向かっていくので不安だったけど、今日は落ち着いて歩けたので先生にアドバイスいただいたことを続けていきます」と力強いお言葉もいただきました。

次回は6月8日(木曜)に開催いたします。皆様のご参加をお待ちしております。参加ご希望の方は、以下のリンクよりお申込みください。


「お散歩診断」