令和5年度「お散歩診断」(4月20日)
令和5年4月20日(木曜)、講師に渡辺ひろこ先生をお迎えして「お散歩診断」を開催し、4組の方が参加されました。
今回の参加は、1頭が7ヶ月齢、3頭が9ヶ月齢という若くて元気いっぱいの4頭で、新緑が美しい最高の天気の中でのお散歩となりました。
出発前には、安全に散歩できるように犬具のチェックをします。「緩くて外れてしまわないように私たち人間の「下着や腕時計くらいの密着度」をイメージして首輪やハーネスを着けてあげてください。毎日着ける物なので緩んできますからね。しっかりチェックしてあげてください」と先生から具体的なイメージを示してもらい、分かりやすく教えていただきました。
先生から与えられた今回のテーマは、「わんちゃんと飼い主さんとの絆を深める」です。それぞれのパートナーが、お互いに近づきすぎないように距離を取って一列で出発しました。
参加したわんちゃんたちは、出発してすぐに行きたい方向に進む、後ろばかり見ている、動かず座り込むなど、子犬らしく自分の思うままにさまざまな動きで歩いていましたが、犬たちの歩くペースを先生が確認されながら、慌てずにゆっくりとお散歩しました。
この日は暑かったので、日陰で休憩、給水タイムを取りました。
散歩の他にもゲームを行いましたが、若さ故の自由奔放な姿がかわいらしく、飼い主さんの笑顔と笑い声が響きます。
先生のご指導のもと、自由に動いていたわんちゃんたちが徐々に飼い主さんの指示が聞けるようになっていきました。「顔を見るのは犬が出すサインのひとつです。犬の発する色々なサインを逃さないようにして、飼い主さんもわんちゃんもお互いに毎日のお散歩を楽しみながら絆を深めていただけたらと思います」とアドバイスをくださいました。
そして、「動かないときは無理にリードを引っ張らないように」というアドバイスもいただきました。犬が動かなくなったときは飼い主さんも止まって、犬が再び自分から歩き出すまで待つのがコツだそうです。
また、リードの長さについては、「犬からの距離が長くなる持ち方をすると飼い主さんに掛かる衝撃が大きくなり、距離を短く保もつ持ち方をすると衝撃が軽減されます」ということも教えていただきました。そのときの状況によって、リードの長さをコントロールすることを心がけてみると良いそうです。
今回は、こうべ動物共生センター出身の「ふづき」と、譲渡候補犬の「ぽっち」が参加してくれましたが、この2頭は「きょうだい」関係です。ぽっちは、もうすぐ新しいご家庭でお試し飼育をしていただくことが決まっているのですが、新しいご家族が一緒に参加してくださいました。
実はこの2頭は、神戸市に保護されて間もない時期から、講師の渡辺先生が「ミルクボランティア」として先生のご家庭で育ててくださった経緯があります。ふづきはすでに素晴らしいご縁に恵まれており、今回の「お散歩診断」への参加は久々のきょうだいの再会の場となり、育ててくださった先生との再会の場にもなりました。懐かしさで笑顔もあふれ、ほほえましい光景に、共生センターのスタッフも幸せのおすそ分けをいただきました。
次回は5月11日(木曜)に開催いたします。皆様のご参加をお待ちしております。
参加ご希望の方は、以下のリンクよりお申込みください。