令和4年度「わんちゃん読書会(R.E.A.D.プログラム)」(12月25日)

12月25日(日曜)、「わんちゃん読書会(R.E.A.D.プログラム)」を開催しました。今回はオーストラリアン・ラブラドゥードルのポワンちゃん、ポーチュギーズ・ウォータードッグのうずちゃんの2頭が参加してくれました。

 

こうべ動物共生センターで実施している「わんちゃん読書会(R.E.A.D.プログラム)」は、子どもが犬に対して本を読み聞かせることで、読む意欲を育み、読書力の向上等の効果が期待できると共に、自己肯定感をもてるようになり、犬との関わりを通して心の成長をうながすことを目的としているプログラムです。

 

うずちゃん、ポワンちゃん、本を読んでもらって気持ちよさそうです。

 

「わんちゃん読書会」では、人と犬にどのような相互作用があるのかを調査・研究しています。

 

子どもたちに対する研究については、読み聞かせをしている様子を動画撮影し、株式会社シーエーシー様が独自に開発された感情認識AIを活用して分析していただいています。その分析結果をもとに長岡技術科学大学の土居裕和先生が中心となって研究を進めてくださっていますが、今回は、大阪公立大学の島村俊介先生を中心に調査・研究を進めていただいている犬の研究をご紹介します。

 

犬へのストレス測定では、唾液の採取による測定、ウェアラブルセンサーによる心拍測定、研究者による犬の行動観察を行っています。

 

犬の唾液による測定では、読み聞かせの前と後に唾液を採取して、愛情ホルモンといわれるオキシトシンの分泌量を調べています。

 

 

わんちゃんの唾液をスティック状のスポンジで採取します。

 

 

遠心分離機でスポンジから唾液を抽出し、センサーを使って測定しています。

 

犬への影響を調べる研究の結果は、まとまり次第、こちらのウェブサイトでも報告させていただきます。

 

子どもへの影響を調べる研究の詳細についてのレポートは、下記のリンクからご覧下さい。

https://kobe-chai.jp/2022/11/readdog0811/

 

 

 

読み聞かせの後は、わんちゃんたちとの交流タイム。ちょうどクリスマスだったので、わんちゃんたちはクリスマスの衣装で和ませてくれました。参加されたご家族の方も一緒にわんちゃんに挨拶したり、そっと撫でたりして交流を楽しまれていました。

 

わんちゃん読書会(R.E.A.D.プログラム)の詳細については、以下のリンクよりご確認下さい。皆様のご参加をお待ちしております。

 わんちゃん読書会(R.E.A.D.プログラム)