2023.02.28
令和4年度「来所相談」(2月)
当センターでは事前予約制で来所によるご相談をお受けしています。
実施実績:2月11日(土曜) 3件
相談犬種:トイプードル×ビーグル
「犬を3頭飼育しているが(トイプードル、MIX(トイプードル×ビーグル)、ビションフリーゼ) 、MIX犬がおもちゃに執着が強く他の犬が取ろうとすると威嚇、攻撃する。おもちゃを咥えているときに他の犬が近くに来るだけで唸る。おもちゃを複数与えても自分のおもちゃを取られそうになると攻撃する」という内容でした。
詳しくお話をお聞きしたところ、同居犬同士は問題なく暮らせていておもちゃも他の同居犬に譲ることもあるそうですが、ドッグランなど家の外で他の犬に対しては、おもちゃを咥えているときに威嚇や攻撃をするとのこと。
こちらの相談内容については、「オスワリ」「フセ」「マテ」などの基礎的なトレーニングを繰り返し、どのような条件下でも飼い主の指示が聞けるように習慣づけること、ドッグランでは特に必要となる呼び戻し(離れたところにいる飼い主に名前を呼ばれたら、飼い主のところまで戻る)のトレーニングの必要性についてアドバイスをさせていただきました。
また、飼い主の指示があったら咥えているものを口から出す方法については、別のおもちゃなどを見せて咥えているものを離したときに褒め、ご褒美のおやつと交換するなどのやり方の説明をさせていただきました。
相談犬種:トイプードル
「噛まれることが多く悩んでいる。夜、同じベッドで寝ているが犬が先にベッドに行き、後から寝室に入ろうとすると激しく鳴きわめいて飛びかかり足を噛まれ、足はあざだらけ。普段はリビングルームで自由にさせているが、出かけるときはサークルの中で過ごしている。
出かける様子を察し「バイバイ」しようとすると激しく吠える。また、他の犬が近づくと逃げようとする」という内容でした。
礎的なトレーニングはたまにしかしていないとのことだったので、毎回の食事の際などに「オスワリ」「フセ」「マテ」などのトレーニングを習慣づけることをお勧めし、普段の生活の中で犬の要求にすぐに応じるのではなく、飼い主から「オスワリ」等の指示を出してそれに従ってから要求に応えるようにするようにアドバイスさせていただきました。
犬が先にベッドに入っている場合はおもちゃなどを使っていったんベッドから出し、「オスワリ」などの指示を出して従ってから呼び寄せるなど、今までと違う方法を試すことをお勧めしました。
また、出かける前には留守番を連想させないように、出かけることを予想させるような動きや声がけは避けることをお勧めしました。
相談犬種:柴
「散歩中の拾い食い(プラスティック類)、一度咥えたものに対する執着心が強く、取り上げようとすると激しく噛みつくことがある。以前ドッグランで大型犬に追い回されたことがあり、それ以来、散歩中に大型犬に限らず犬が近づいてきただけで吠え出すなど攻撃的になることが多くなった」という内容。
基礎的なトレーニングを日常から行い、飼い主の指示に従うように普段からトレーニングすることをお勧めし、散歩中に拾い食いしようとする物があった場合は、犬が見つけて口に入れる前に制止するように注意しつつ、日常から飼い主の指示で口に入れたものを出せるようにトレーニングしておくことも併せてお勧めしました。
また、他の犬を散歩中に見かけた場合は、犬が吠える前に方向を変えるなどして視界に入らないように避け、吠える状況を作らないようにしたり、吠える前に「オスワリ」「フセ」などの指示を先に出して飼い主が犬を制御できるように日頃からのトレーニングを心がけるようにお伝えしました。
来所相談は、訓練士や愛玩動物飼養管理士等の有資格者が皆さまのお困りごとに対して、一頭一頭に合わせたアドバイスをさせていただきます。
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