2022.08.11
令和4年度「わんちゃん読書会(R.E.A.D.プログラム)」(8月11日)
8月11日(木曜・祝日)、「わんちゃん読書会(R.E.A.D.プログラム)」を開催し、9名の子どもたちが参加してくれました。
神戸市の研究事業として市の倫理委員会に正式に承認されたことは前回の実施報告でお知らせしたとおりですが、子どもと犬との相互作用について現在データを分析中ですので、結果がまとまりましたら、こうべ動物共生センターのウェブサイト等で報告させていただく予定です。
このプログラムには、公益社団法人日本動物病院協会(JAHA)の訪問活動の経験豊富なボランティアさんが、適性のあるわんちゃんたちと一緒に参加協力してくださっています。今回はオーストラリアンラブラドゥードルのポワンちゃん、ミックスのウルルちゃん、ミックスのクプちゃんが参加してくれました。
子どもたちの読書中の表情を小さな見守りカメラを使って記録していますが、動画による表情分析だけでなく、声の変化についても調査・研究を行うため、音声の収録も同時に行っています。絵本を読んでいる声をできるかぎり鮮明に録音するため、指向性の強いマイクを使用しています。
最初は、カメラやマイクにやや緊張気味の子どもたちですが、わんちゃんたちが寄り添ってくれることで、子どもたちに安心感を与えてくれているように見受けられます。
この読み聞かせ中の動画を、株式会社シーエーシー様が独自に開発された「心sensor」という感情分析ソフトフェアを使い、感情認識AIを活用して分析していただいています。「心 sensor」は、世界最大級の表情データベースをもとに動画中の人物の表情を分析し、「ニュートラル」「怒り」「軽蔑」「嫌悪」「恐怖」「喜び」「悲しみ」「驚き」「混乱」「センチメンタル」の10種類の感情などを数値化することができますので、その分析結果をセラピー研究フィールドアドバイザーを務めていただいている土居裕和先生が中心となって研究を進めている大学にお送りし、音声データや子どもたちからのアンケートへの回答と併せて分析を行っていただいています。
引き続き「わんちゃん読書会(R.E.A.D.プログラム)」に参加されるお子さんを募集しています。日程と申込フォームについては以下のリンクよりご確認下さい。
わんちゃん読書会(チラシをダウンロードしていただくことができます)