令和4年度「いきものといっしょ」(8月20日)

8月20日(土曜)、「いきものといっしょ」のプログラムに、親子2名でのご参加がありました。


最初に、「まちを歩いているとき」「学校であそんでいるとき」「山に行ったとき」の3つの場面でどんないきものがいるかを、お子さんに思いつくまま冊子に書き込んでもらいました。「まち」には「犬や猫、カラスがいる」、「学校」には「ウサギや魚がいる」、「山」には「イノシシやいろいろな虫たちがいる」と教えてくれました。



神戸の街のイラストの中から人と動物の関わりを探すページでは、お子さんとお母さんで「いくつ見つけられるかな?」と話し合いながら、見つけた場面を出し合ってもらいました。

 

 


「猫たちが捨てられないようにするにはどうすればいいかな?」「アライグマは外来生物だけど、どうして山の中に住み着くようになってしまったのかな?」「公園のハトにエサをあげ続けていたらどうなってしまうのかな?」など、人と動物が共に幸せに暮らしていくにはどうすればいいか、動物の気持ちを想像するだけでなく、社会の中で共に生きるために私たち人間にできることは何かを一緒に考えました。
責任を持って飼育できるペットの頭数を超えると、充分な世話ができなくなってしまいます。そうならないように家庭で話し合い、子犬や子猫を増やさないための不妊手術を施すことを考える必要があります。
アライグマは野生動物であるにもかかわらずペットとして入手されたものが捨てられ、野山で増えて、今では日本中のあちこちで農作物が荒らされるなどの被害が出ています。また、ハトにエサをあげてしまうと、自分の力でエサを探せなくなってしまうだけでなく、食べ残したエサがゴミになってしまったり、近隣に迷惑をかけることにもつながります。私たち人間は、自然を間に挟んでお互いに安心・安全に生きていくことが大切です。


このプログラムは、身近な動物との関わりについてご家族で話し合いながら一緒に学ぶ機会にもなっています。事前予約制で毎週土曜日に開催していますので、是非ご参加ください。土曜日の参加が難しい方は、こうべ動物共生センターまでご相談ください。ご予約・お問い合わせをお待ちしております。

いきものといっしょ