2022.04.30

令和4年度「来所相談」(4月)

当センターでは、事前予約制で来所によるご相談をお受けしています。

4月は9日(土曜)に2件、22日(金曜)に1件のご相談がありました。

「給餌前や食事中に唸り、嚙みついてくる」というお困りごとに対して、「フードを与えるときには一回量を一度に器に入れずにフードを手から少しずつ与える。飼い主にとって好ましくない行動が出た場合は、一旦手を止めて立ち去り、少し間をおいて犬が落ち着いたら再びフードを与える」という方法や、「予めリードで犬が動かないようにして歯が届かない距離を保ちながら、器に少量ずつフードを与えて、飼い主の手はフードを与えてくれるものと犬に認識させる」という方法等をアドバイス。

来所相談の様子
来所相談の様子

また、「散歩後に、足を拭こうとすると噛みつく」という相談には、ご褒美のフードやおやつなどを与えて気をそらしながら少しずつ体に触れて、体を触られることに慣れさせる方法についてアドバイスさせていただきました。

さらに、「散歩友だちの犬と喧嘩をした際に鼻先に噛みつき出血をさせたことがあり、他の犬に近づくと噛む場合がある」というご相談もありました。

散歩中に他の犬と出会う場面では、犬が気付く前に飼い主が先に見つけてその犬に近づかないよう他の方向へ犬を誘導して歩くコースを変えることや、咄嗟に方向転換できない場合には「オスワリ」等の指示を与え、近づき過ぎない様に犬の動きをコントロールして、噛むきっかけを与えないようにすることについて助言させていただきました。

どのような状況下でも、飼い主の指示に従える素地を作っておくことは犬と一緒に生活していく上でとても大切です。基本的なしつけを通して飼い主と犬のコミュニケーションが円滑になり、より良い関係づくりができるよう、訓練士や愛玩動物飼養管理士等の有資格者が皆さまのお困りごとに対して、一頭一頭に合わせたアドバイスをさせていただきます。来所による相談の予約は下記リンクよりお申し込みください。

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