令和4年度 「犬とともだちになろう」(4月17日)

4月17日(日曜)、令和4年度第一回目の「犬とともだちになろう」を開催しました。

今回は小学1年生から中学3年生まで、12名の子どもたちが参加してくれました。

そして、前年度もお世話になったJAHAのボランティアさん3名とわんちゃんたち3頭(クプちゃん、うずちゃん、ワナビーちゃん)が参加してくれました。

また、大阪でボランティアをしておられるJAHAの方2名と愛犬の17歳のわんちゃんも一緒に見学に来られました。

最初は、犬にもいろいろな感情があるということを考えるところから始めます。

犬のイラストを見ながら、子どもたちに「このわんちゃんはどんな気持ちだと思う?」と想像してもらいます。嬉しそうな表情、悲しそうな表情、怒っている表情、それぞれのイラストを見ながら考えます。

最初は緊張気味でなかなか返事がありませんが、徐々に緊張がほぐれると「ご飯が食べたいと思っている」「遊びたい」「他の犬を見て怒ってる」などの答えが返ってきました。

毎回、子どもたちなりに犬の気持ちを想像して考えて答えてくれます。



犬にも感情があり、自分の気持ちを体で表現していることを「ボディーランゲージ」と言いますと子どもたちに説明した後は、いよいよわんちゃんたちの登場です。




かわいいわんちゃんたちの登場は、毎回子どもたちが一番わくわくする時間です。

登場すると、途端に子どもたちの顔が笑顔になります。

まず最初に犬との挨拶の仕方を練習しますが、今日は挨拶の仕方だけではなく、わんちゃんへのおやつの与え方も教えてもらいました。犬におやつを与える時、つい指先につまんでそのまま与えそうになりますが、まず、おやつを持った手をグ―にしてわんちゃんに匂いを嗅いでもらった後、おやつを与える時には手をパーにして手のひらの上におやつをのせて与えます。なぜパーにしておやつを与えるのでしょうか?指先につまんでおやつを与えてしまうと、早くおやつがほしい!と慌てた犬に、指も一緒に噛まれてしまうかもしれない、そういった事故を防ぐためです。

まず、スタッフが一連の動作を見せた後、子どもたちが前に出てチャレンジしてくれました。



その後は、3頭の犬たちが3グループに分かれた子どもたちの間を順番に回り、子どもたちはボランティアさんからおやつの与え方や、犬の触り方を教えてもらいながらそれぞれの犬とゆっくり交流しました。

おやつをあげる時に手のひらをペロっとなめられて、思わず苦笑いする子や、犬の柔らかな毛並みに気持ち良さそうに目を細める子。どの子どもたちも、犬との触れ合いを心から楽しんでいる様子でした。

最初は緊張して固かった子どもたちの表情も、こうして触れ合っている間に徐々に緊張もほぐれ、ニコニコと嬉しそうな笑顔になっていきます。



3頭の犬たちと仲良くなった後は、拡張心音計を使って、3頭の犬たちの心音を聞きます。

最初は中型犬のうずちゃんです。少しゆっくりめの心音。そしてワナビーちゃん、クプちゃんと順番に聞いていきました。一番小さなクプちゃんの心音はうずちゃんより速く、子どもたちからも「さっきより速い!」とすぐに感想が聞かれました。



犬たちの心音を聞いた後は、子どもたちの心音を聞きます。それぞれ自分の心音を真剣な表情で聞きながら、「普通やな」と感想を言う子や、「早いなぁ」と自分の心音が思ったより早くちょっと驚いていた子など、感想もさまざまでした。

子どもたちの心音を一緒に聞いていた保護者の皆さまも、ご自分のお子様の時には、頷きながら聞いておられました。



アンケートでは、「犬と触れ合ったりしんぞうの音をきいたりして楽しかったです」「犬によって毛の太さや毛量が違っていて面白かったです」「いろいろな犬をさわれたりふれあい方を知れたり、体であらわすひょうげんを知れてよかったです」「心ぞうの音がいがいとはやかったので楽しかったです」というような感想があり、どの子も犬との交流を楽しみ、いろいろな気付きもあり一緒に楽しい時間を過ごしてもらえたようです。

次回の「犬とともだちになろう」は下記リンクよりお申し込み下さい。

皆様のご参加をお待ちしています。

犬とともだちになろう