2022.02.20

第5回 「わんちゃん読書会(R.E.A.D.プログラム)」

2月20日(日曜)、第5回「わんちゃん読書会(R.E.A.D.プログラム)」を開催しました。

R.E.A.D.プログラムは、子どもの識字能力の改善を目的にして、子どもが犬に本の読み聞かせを行うことによって、音読が苦手な子どもが自信を失うことなく意欲を育み、読書力の向上等の効果が期待できると共に自己肯定感を持てるようになり、犬との関わりを通して心の成長をうながすことを目的としたプログラムです。こうべ動物共生センターセラピー研究フィールドのアニマルセラピー研究の一環として、子どもたちとわんちゃんへの相互の影響の調査もしています。



今回は、新型コロナの影響もあり2名の参加での開催となりました。参加してくれたわんちゃんは、トイプードルのエビスちゃんとオーストラリアンラブラドゥードルのポワンちゃん。  



本を読んでくれてありがとう


読んでもらうの嬉しいな!


わんちゃんたちは、子どもたちの読む声に聴き入っていました。

 

 




読書の後のふれあいタイムではわんちゃんにも慣れて、くつろいで過ごしました。
兄弟にアレルギーがあって、お家でわんちゃんを飼えないお子さんもわんちゃんと交流できて大喜びでした。

 

これまでの「わんちゃん読書会(R.E.A.D.プログラム)」では、わんちゃんにどのような心理的影響があるかを調べるためにバイタルセンサーで心拍計測を行ってきましたが、今回から新たにストレス検証の方法として唾液採取と安静状態の観察を行っています。
唾液は、わんちゃんの口の中からスポンジに含ませて採取したものを遠心分離機を使ってスポンジから分離し、大学で分析を行います。子どもたちから本を読み聞かせてもらうことがわんちゃんにとってどのような影響があるのか、研究の結果が出るのを心待ちにしています。

   

   

遠心分離機で唾液を抽出



参加して下さった皆さま、そして毎回わんちゃんを連れてきて下さっているJAHA(公益社団法人日本動物病院協会)のボランティアの皆さんとわんちゃんたち、どうもありがとうございました!

 

 

わんちゃん読書会(R.E.A.D.プログラム)については、以下のリンクよりご確認下さい。