2021.11.14
令和3年度「パピー教室」(11月14日)
11月14日(日曜)、講師に適正飼養アドバイザー会議の村田香織先生をお招きし、第2回 「パピー教室」を開催しました。
子犬にとって、最も大事な社会化期は生後4ヶ月くらいまでと言われています。
この時期に、様々な経験をさせてあげることが大切です。今回は、生後3~4ヶ月齢の4頭のわんちゃんたちが飼い主さんご家族と共に参加してくれました。
(わんちゃんたちのお名前、写真掲載については飼い主さんの許可を頂いております)
参加して下さったご家族の中には子どもさんと一緒だった方もおられたので、知らない人に会った経験が少ない他の参加者のわんちゃんたちにも、「子どもに出会う」という経験をしてもらうことができました。
おいしいおやつをのせた手を差し出してもらい、そこからおやつを食べることを繰り返し、「人の手は怖いものではない」ということを犬が学んでいきます。こうした経験が、少し怖がりなわんちゃんにとっても、大事な社会化のチャンスになります。
今回ご参加の飼い主さんたちの共通の悩みは「甘噛み」。
リードを付けると噛む、靴紐を噛む、足ふきをしようとしたらタオルを噛む、お父さんにだけ噛む、お母さんにだけ噛む…等々、日々の生活の中で「甘噛み」されることの何と多いことか!
村田先生から、動画で子犬同士が遊ぶ場面を紹介して頂きながら、子犬同士が遊びの中でお互いに嚙み合うことで噛む力加減を学んでいること、幼齢期にきょうだい犬と離れると遊びでの「甘噛み」の対象が飼い主さんに向いてしまうため、「甘噛み」を通じて本気で咬まないことを教える必要があること等を、たっぷり教わりました。
「人の手足をおもちゃにさせない」「おもちゃで充分に遊ぶ」実際にパピー教室でも実践してみました。
写真の手作りおもちゃは、村田先生から皆さんへのプレゼントです。
おもちゃで充分に遊んでいても、人の手足を噛んでしまったら?
その時は、「アッ!」と言って部屋から出て行く、という方法も伝授して頂きました。
このことを繰り返すことで、「噛んだことが原因で飼い主さんが離れていった」と犬は学習するのだそうです。犬が理解するまでに時間がかかるので、繰り返し繰り返し根気よく行うことが必要です。
「甘噛みの対策が学べて良かった」「パピーの次のクラスも開講してほしい」といったご感想やご要望をたくさん聞かせて頂きました。
問題行動になる前に、パピーの時からしつけを通して飼い主さんとの信頼関係を築いていきましょう。
次回のパピー教室は12月12日(日曜)です。
生後4ヶ月までのわんちゃんと飼い主さんのご参加をお待ちしています。お申し込みは以下のリンクよりお願いします。