令和3年度「介助犬と歩こう!」(11月8日)

10月に予定していた第1回が雨天中止となり、今回も開催日の数日前までは週間天気予報で降水確率が70%とのことで、天気予報とにらめっこの毎日でしたが、11月8日(月曜)、お天気を味方につけ、第2回 「介助犬と歩こう!」を開催しました。

この「介助犬と歩こう!」は、特定非営利活動法人兵庫介助犬協会様のご協力を得て実施しております。当日は同協会スタッフ・井土希さんと、介助犬のPR犬・ハリスちゃんに来て頂き、こうべ動物共生センターの周辺を一緒に歩きました。子ども連れのご家族も含めて17名の方にご参加頂きました。


一緒に歩こう!


お散歩の後の休憩タイム

介助犬は、使用者お一人お一人の障害が異なるため、パートナーが決まってから、その方々の障害に合わせてオーダーメイドの訓練をするのだそうです。そのため、一頭ずつお仕事の内容が異なるのだとか。
落とした物を拾う、携帯電話を持って来る、冷蔵庫のドアを開けてペットボトルの飲み物を出して来る等々、日常生活の中の動作を介助犬がサポートしています。


小銭を拾うハリスちゃん。小さな落とし物は、人に頼めず遠慮する方も多いそうです


お仕事以外はグウグウ寝ていられるのも、実は大事なこと


ハリスちゃんは、井土さんのそばで、何かお仕事の指示がない限りは、すぐにゴロンと横になって寝ていました。介助犬にとって、「ずっとお仕事していなければならない」という状況が続くのはストレスになるため、お仕事をしなくても良い状況の時にリラックスして寝ていられるのは、介助犬の適性として大事な部分でもあるそうです。


あっという間の一時間でしたが、参加者の方から「もっとデモンストレーションを見てみたい」「将来介助犬のお世話になることがあるかもしれない」「介助犬候補のパピーを育てるボランティアをしてみたい」等、様々な感想を頂きました。

「教えてもらったことを書いているんです」とお話してくれました

次回の「介助犬と歩こう!」は、現在日程を調整中です。

決まり次第、ウェブサイトでお知らせ致しますので、楽しみにお待ち下さい。



身体障害者補助犬法*
良質な身体障害者補助犬を育成して、障害のある方の自立と社会参加の促進に寄与することを目的とした法律で、2002年5月22日に成立、10月1日に施行された。この法律に定められている身体障害者補助犬とは、認定を受けた「盲導犬」「介助犬」「聴導犬」の3種類の総称。この法律では、身体障害者補助犬の使用者は、補助犬の衛生・行動管理に責任を持って社会参加すること、補助犬を同伴して施設等を利用する時は、補助犬であることがわかるような表示をすることが義務付けられており、公共の施設や公共交通機関(電車・バス・タクシー等)、不特定かつ多数の人が利用する民間施設(商業施設・飲食店・ホテル・病院等)等では、補助犬の同伴受け入れが義務付けられている。