近藤 悦子 先生
(獣医師/「神戸いぬ・ねこ問題行動診療」代表/獣医行動診療科認定医/JAHA認定家庭犬しつけインストラクター)
大阪府立大学農学部獣医学科卒業後、動物病院にて臨床獣医師として勤務する。大学在学中より、臨床行動学の分野に興味を持ち、卒業後は獣医師として犬や猫の身体の病気の治療に向き合いながら、犬や猫の問題行動の治療(行動診療)にも取り組み始める。現在は往診専門の行動診療科クリニックを開業。獣医行動診療科認定医として、日々さまざまな犬や猫の問題行動の診療を行っている。「問題行動」とは、飼い主が困っている飼い犬や飼い猫の行動のことをいう。このような問題行動は、けっして犬や猫だけが問題を抱えている訳ではなく、飼い主との関係性がこじれて起こっているケースが少なくない。行動診療は、行動カウンセリングを通して飼い主からさまざまな話を聞き取りながら、犬や猫との関係性を改善していく診療科である。他の診療科に比べると、まだ馴染みの少ない分野ではあるが、行動診療を通してハッピーな飼い主&犬や猫が増えることに日々やりがいを感じ、尽力している。