文字サイズ:

Language

お問い合わせ

アクセス

第1回「しつけを学ぼう~ドッグスポーツにチャレンジ!」

令和4年4月15日(金曜)、新年度から「体験!ドックダンス」は内容を一新し、「楽しくしつけを学ぼう~ドッグスポーツにチャレンジ!」として開催することになりました。
生憎の雨天で室内での開催となりましたが、7組の方が参加されました。講師の高山美佐先生は、決して広いとはいえないふれあい室において、限られた空間の使い方を工夫して指導してくださいました。飼い主さんもわんちゃんも最初は緊張気味ですが、初めての場所に戸惑いながらもあっという間に慣れてくれます。

開始早々、先生は「やらせるより共有」と話されました。ほとんどの方が愛犬と一緒にダンスをするというのは初めてだったようですが、飼い主が犬に何かをやらせるのではなく、一緒にその時間を楽しむことが大切で、「できたら褒める!」と繰り返し教えてくださいます。やさしい声で褒められると「これで良かったんだ!」とわんちゃんも嬉しくなり、喜びを覚えます。わんちゃんに声をかけるときは高めの優しいトーンが良いそうです。「悪いこと、困った行動には反応しない」ことも大切で、怒らずに無視して知らん顔が効果的だと教えていただきました。他のわんちゃんが近くにいる場合には、距離の取り方に気をつけることが大切だとのことです。


先生のお話の後、いよいよ実践へと移りますが、「飼い主さんが呼んだら振り向くか」を試してみます。わんちゃんの注目を、飼い主さんに向けることができるかどうかを確認するためです。名前を呼んだら振り向いて飼い主さんの目を見ることができるわんちゃんもいれば、耳は動くけれども顔は他を向いているわんちゃんもいました。先生は、「目を見なくても呼んで反応が見られたらOKです。わんちゃんはいつもと違う状況にいて目が離せないのに、反応だけでもしたのなら褒めてあげて!」と笑顔で声を掛けてくださいます。何回もブルブルと体を振るわんちゃんがいましたが、「体をブルブルと振る行動は緊張のひとつの表れです。緊張するとおやつも食べられなくなる子もいます」と教えてくださいました。犬が緊張したときに自分で自分を落ち着かせるための行動のひとつで、他にも体を掻く、あくびをするなどがあります。緊張したり疲れた様子が見られたときには、わんちゃんのペースに合わせて少し休憩を取りながらレッスンを受けていただくといいですね。

「飼い主さんが呼んだら振り向くか」の確認の後は、お互いに向き合い、「オスワリ→マテ→飼い主さんがわんちゃんの左側へ移動」という一連の動きを1組ずつやってみました。飼い主さんが動いても、つられて動かずに待てるかを確認。皆さん、難なくこなされました。

  

先生が、お一人おひとりに声を掛けてくださいます

先生から、「特技はありますか」と質問がありました。ほとんどの方が「オスワリとフセです」と答えられ、披露されました。緊張などでいつもできていることができないわんちゃんには、先生が「それで十分!」「無理にしなくていいですよ」と、優しく声を掛けて指導してくださいます。

次は飼い主さんの足の間をくぐる「八の字くぐり=ウィーブ」に挑戦です!「八の字くぐり」は、「曲がりくねる」という意味の掛け声「ウィーブ」を使うことが多いようです。お互い正面で向かい合い、まずオスワリ。飼い主さんは足を1歩後ろへ。後ろから両足の間くぐるように手を出してわんちゃんを誘います。わんちゃんがその手の方向についてきてくれると、飼い主さんの足の間をくぐって後方へ抜けていきます。今度は、飼い主さんが手を前へ持っていくと元の位置へ帰ってきて、お互い向き合えます。飼い主さんたちは少し混乱気味でしたが、先生が参加しているわんちゃんとお手本を見せてくださるとすんなりと成功。さすが先生!実際に示していただいたことで飼い主さんも一連の動きを整理できたようです。こうして、少し難しいことでも楽しい雰囲気の中でチャレンジすることができるのが、この教室の魅力です。


さあ、次は「スピン」です!飼い主さんの左にオスワリ、そこから飼い主さんの誘導で左回りに360度回ります。お互い向かい合い、わんちゃんの鼻先の斜め下に飼い主さんが手を持っていき、その手を大きくわんちゃんのお尻の方向へ回して円を描きながら、また元の正面の位置に手を持ってくると、360度回るという動きになります。「できたら褒める!」「みんな上手!」クルっと回って正面へ戻ってきます。回り方のコツも教えてくださいました。犬には、右回りか左回りか自分が回りやすい得意な方向があるそうです。座ったときにまっすぐに座らず、右や左にお尻が傾いて座るなどの傾向が見られるわんちゃんは、その傾いている方へ回してみると大体成功するのだそうです。「ドキドキして集中できなくても、繰り返すとできてくる。脳のスイッチが判断していきます」という先生のお言葉を聞いて、飼い主さんたちは「スピン」を繰り返して練習されました。

スピン、得意!楽しそうです

いよいよこれまでチャレンジしたことを、連続してやってみます。飼い主さんの方が緊張されて動きを覚えるのに必死のようですが、飼い主さんが笑顔で声掛けするとまたわんちゃんも弾むように応えてくれます。

「音楽をかけてみましょう!音楽がかかっている状況でもしできなくなっても、今までどおり飼い主さんは普通に振舞ってくださいね」とお言葉を掛けていただきました。

軽快な音楽が流れました。遅れても大丈夫、先生の「オスワリ」「マテ」「オイデ」「スピン」の声掛けもあるので、飼い主さんの緊張もほぐれ、わんちゃんも本当に楽しそうに応えてくれていて、飛び切りの笑顔でレッスンを締めくくりました。


先生からは、「時間が経つとわんちゃんも疲れてきて、できていたことができなくなります。これは仕方ないことです。普段しないことをしているのですから」の言葉に飼い主さんは頷かれます。「フセは、地面にお腹が全面ついて急には逃げられない姿勢なので、警戒してできない子もいます。普段の散歩のときにも場所を決めてフセをやってみてください。繰り返していると自分からその場に来たらするようになります」と、教えていただきました。

「ドッグダンスは敷居が高くてできないと思われがちですが、音楽に合わせて動くというのは、普段、お家でされているしつけなどの延長ですよ」ともお話くださり、参加してくださった方々も大きく頷いておられました。

「先生が笑顔で私を褒めてくださるので、気持ちよく参加できました。この子と本当に楽しい時間が過ごせました」と参加者からも感想をいただきました。

プログラム名が新たになった「楽しくしつけを学ぼう~ドッグスポーツにチャレンジ!」は、飼い主さんとわんちゃんが一緒になって楽しむしつけの要素たっぷりのプログラムです。是非わんちゃんと親密な時間を過ごしてみてください。

次回の開催は5月20日金曜日です。皆様とわんちゃんのご参加をお待ちしております。

楽しくしつけを学ぼう~ドッグスポーツにチャレンジ!