令和3年度「パピー教室」(12月12日)

12月12日(日曜)、講師に適正飼養アドバイザー会議の村田香織先生をお招きし、第3回 「パピー教室」を開催しました。
子犬にとって、犬や人間との絆を学ぶ最も大切な社会化期は生後4ヶ月くらいまでと言われています。
この時期に、様々な経験を積み重ねることで、より社会性のある犬に育てる事ができます。今回は、生後3~4ヵ月齢の5頭のわんちゃんたちが飼い主さんご家族と共に参加してくれました。

それぞれの自己紹介の後、わんちゃんを落ち着かせる方法を学びました。


わんちゃんを落ち着かせる方法の実践
わんちゃんを落ち着かせる方法の実践

握った手の中にあるご褒美のおやつに夢中になっている間に、犬の体の様々な部位に触れて、苦手な場所を無くしていく練習をしました。


握った手の中のご褒美を使って体中ふれる練習
握った手の中のご褒美を使って体中ふれる練習

わんちゃんの代わりに、人間同士でロープを使った引っ張りっこで遊びながら甘咬みをしつける「カム・アット・トレーニング」を体験。
引っ張りっこをしている最中に興奮してわんちゃんが手を咬んだ瞬間に、「あっ!」と言って部屋を出る事で、好ましくない行動をすると飼い主さんが出て行ってしまうという事をわんちゃんに学ばせる練習を人間同士で体験しました。


わんちゃんの代わりに人間同士で体験

さらに、いろいろな人の手からご褒美をもらう練習もしました。
子どもや男性など、相対的に犬が苦手といわれる相手や、飼い主さんとは違う人からご褒美をもらう事で、散歩中に出会う知らない人に対しても物おじしないわんちゃんに育ちます。


違う人からご褒美をもらう練習
違う人からご褒美をもらう練習

最後はリードを外してわんちゃん同士のプレイ・セッション。
最初は物おじしていたわんちゃんも、最後には自分より少し大きなわんちゃんとも楽しそうに遊んでいました。


物おじせず遊ぶわんちゃん
物おじせず遊ぶわんちゃん

他のパピーと交流したいと望んでおられた飼い主さんからは「愛犬が他のパピーちゃんと遊ぶ姿を見て嬉しかったです」「他のわんちゃんと触れ合うことがなく、社会化期が終わってしまうと心配していたので、今日は参加できて良かったです」という感想も頂けました。


最後はみんなで記念撮影
最後はみんなで記念撮影

今年度のパピー教室は終了となりましたが、パピー教室で学んだことを、是非日常生活に活かして頂ければと思います。