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2021.11.12

第1回 「わんちゃん読書会(R.E.A.D.プログラム)」

10月9日(土曜)、こうべ動物共生センターの全面オープン初日、第1回 「わんちゃん読書会(R.E.A.D.プログラム)」を開催しました。

R.E.A.D.プログラムとは、Reading Education Assistance Dogsの略で、アメリカではAAT(動物介在療法)*の一環として行われています。人間相手ではなく、子どもが犬に本の読み聞かせを行うことで音読が苦手な子どもが自信を失うことなく意欲を育み、読書力の向上等の効果が期待できると共に自己肯定感を持てるようになり、犬との関わりを通して心の成長をうながすことを目的としたプログラムです。
こうべ動物共生センターでは、セラピー研究フィールドを設置して、科学的影響の調査を行いながら「わんちゃん読書会(R.E.A.D.プログラム)」を行っています。


わんちゃんに絵本の読み聞かせ、ゴロンと寝転んで聞いてくれている様子


「わんちゃん読書会(R.E.A.D.プログラム)」に協力をしてくれているのは、JAHA(公益社団法人日本動物病院協会)の訪問活動に飼い主と一緒にボランティア参加をしているわんちゃんたちです。


このプログラムでは、「ひとりで読む」「犬に対して読む」「人に対して読む」の3パターンで音読しているお子さんの様子を動画で撮影させて頂き、株式会社シーエーシー様が技術提供をしてくださっている感情分析ソフト「心 sensor」を使ったデータ分析やアンケート調査などを用いて、認知機能・精神状態に与える影響の実証的検証を行います。


また、わんちゃんたちに対してはウェアラブルデバイスのペットバイタルセンサーを装着し、心拍計測による自律神経活動指標の評価と、参加中の様子のビデオ撮影を行い、行動からストレス反応の評価を行います。
このように人の側からと犬の側からの研究を同時に行い、人と犬相互の科学的影響を調査・研究しようとしています。


「R.E.A.D.プログラム」に参加する犬にかかるストレスの評価を検証する大阪府立大学 生命環境科学域 附属獣医臨床センター 准教授の島村俊介先生からは、『実験としてはまだまだ準備の段階だが、プログラム参加中の生体情報は良好にデバイスに収集されていることが、後日確認された。現在、データの解析を進めており、得られた結果は今後の研究の方針を定めるために活用していきたい』との経過報告を頂いています。


読み聞かせの後は、わんちゃんと一緒に過ごす時間も



こうべ動物共生センターのオープンと共に、日本では珍しい教育・研究の取り組みに、当日はNHK神戸放送局や神戸新聞社、地元コミュニティ紙の取材があり、高い注目を集めていました。


テレビのインタビュー、緊張しちゃったかな?



第1回 「わんちゃん読書会(R.E.A.D.プログラム)」にご参加頂いた皆さま、ご協力頂いたわんちゃんと飼い主さま、研究スタッフの皆さま、ありがとうございました!


皆さまと共に記念撮影!



「わんちゃん読書会(R.E.A.D.プログラム)」の詳細については、ウェブサイトのアニマルセラピー・R.E.A.D.プログラムのページでご覧頂けます。



* AATとはAnimal Assisted Therapyの略で、目標をもって計画、構築された治療的介入で、医療、教育、人的サービスの専門家(心理学者やソーシャルワーカー等を含む)によって監督、実行される心理療法のこと。